5回予定の「オーディオ&ホームシアター展TOKYO2011」詳細レポートの第4回目は「16:00〜16:45 ソニー TA-DA5700ES」だ。昨年までは30分間だったものが+15分されて内容がどう充実したのか期待して席に着いた。
機器構成はAVアンプTA-DA5700ES(27.3万)+BDレコーダーBDZ-AX2700T(実売価格22万)+プロジェクターVPL-VW95ES(66.5万)+SACDプレーヤーSCD-XA5400ES(17.6万)+スピーカーSS-AR2(63万)×3本+スピーカーSS-K30ED(5.8万)×4本+サブウーファーSA-W3000(2.6万)×8本だ。毎年変わるのはAVアンプ、BDレコーダーとプロジェクターの3台で他はソニーの定番モデルとなっている。
プレゼンテーション内容と視聴ソフトは以下の通り。禁止と言われたことでリアルタイムにメモ入力が出来ず終わった頃にはCDとBDのタイトルと曲名を忘れてしまった。(汗)
1) CD1曲
2) BDクラシック1曲
“A.P.M.(Automatic Phase Matching=オートマチック・フェーズ・マッチング)”解説
3) SACD Chaotic Planet Special Master Edition:Scarborough Fair
“スピーカーリロケーション with A.P.M.”解説
4) BD グリーン・ホーネット:チンピラ退治のシーン
“サウンド・オプティマイザー”解説
5) BD スパイダーマン3:サンドマン誕生のシーン
“スピーカーリロケーション with A.P.M.フロントハイチャンネル再配置 ボーカル・ハイトモード”解説
6) BD ビリージョエルLive at Shea Stadium:1曲
そうだった、評論家がいないソニーのデモは真面目なプレゼンテーションになるのだった。VPL-VW95ESを使ってパワーポイントのスライドを映すなんてなんと贅沢な!15分伸びたのも紹介したい機能が増えたからで、来年のモデルでまた機能が追加されたら60分になっているかもしれない。(苦笑) HYPSのマルチチャンネルSACDを使うのも3年目でそろそろデモに最適な新作マルチチャンネルSACDソフトを発売して欲しいものだ。
機能説明の後にオンでソフトを再生して、次にオフで再生して、最後にオンで再確認というデモなので効果は間違い無く誰でも分かる親切さ。(笑)
その中でも聴感補正技術“サウンド・オプティマイザー”の有効性は高い。Audyssey Dynamic EQと同じ効果を狙っているがソニーの方はモード切り替えがなく使い易そうだ。これは今後のAVアンプには是非とも欲しい機能だ。
一方”フロントハイチャンネル再配置 ボーカル・ハイトモード”に関しては、効果は分かるが私は積極的に使いたくないと思った。映画の台詞や音楽のボーカルという重要な音をセンタースピーカーよりコストの掛かっていないフロントハイスピーカーから鳴らして良いのか?音質が劣化するだろうし、センタースピーカー無しのファントムモードみたいに定位が甘くなるのも好みではない。
実質的な試聴時間は短くTA-DA5700ESがTA-DA5600ESよりどの程度音質が向上したのか分からなかった。(冷汗)
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