COMM通知を見ると近くのポータルがOhさんに攻撃されて破壊されたことが分かった。その敵AGが私のいるのポータルに近いづいてきているので一般通行人のふりをしてすれ違った。歩いてきたのはアロハシャツを着た二十歳前後の若い男性。熱心にスマホを見ているから間違いないだろう。
角を曲がり死角からスキャナーを見ているとポータルへの攻撃が始まった。急いでリチャージするが間に合わない。壊されてしまったのですぐに後を追おうとしたが見失ってしまった。この近くでまだ無事なCFへ向かいポータル前で待つことにした。
先ほどの若い男性がスマホを見ながら歩いてくる。8/2(日)にリアルキャプチャを体験しているので私の方から声を掛けた。
「こんばんは。暑いですね。」
無視された…。
そのままポータルに攻撃を始めるのでレゾを挿してワンコ合戦を臨んだところ、やっと彼が私の方を見た。私がAGと分かると足早に移動し始めた。Ohさんには過去何度も大量のポータルを破壊されてきた。彼の破壊力は凄まじいのでこのまま放置するわけにはいかないと私も歩いて追う。私が追って来ていると分かると走り出してしまった。
まあこの道の先のポータル位置は分かっているので歩いて追い掛けCOMM通知で彼のいる筈の場所を探すが既に壊し終わり移動している。私の想定より仕事が早い。きょろきょろ探していたら50メートルほど離れた場所から大きな声が聞こえた。
「キャー怖い!もう追ってこないでー!!」
そう叫ぶと彼は走り去ってしまった。二十歳前後と思ったが、この言動を見ると高校生なのかもしれない。夏とは言えすっかり暗くなっている。確かに面識もないおっさんに後を付けられたら怖かったかもしれない。だからこそ最初に挨拶したのだがその意図が伝わらなかったようで申し訳ない。
これ以上追いかけても仕方ないので壊されたポータルとCFの復旧を始めた。ふと気づくとまた近くのポータルが破壊されている。追いかけてこないと分かったらちゃっかり戻って壊して行く。実に抜け目ない。もうすっかり疲れてしまったので復旧途中で諦めて帰ることにした。
この現状をIngress Intel Mapで見るとほんの1時間前までは綺麗にCFが出来ていたエリアが広範囲に無残にも壊されレゾが2本だけ挿された敵ポータルが点在し、所々に中途半端にCFが復旧されているという「何があったんだ!?」と思うような悲惨な状況だった。まさかその裏でこの様な追いかけっこがあったとは思わないだろう。
DAMAGE REPORTメールを確認すると18:01から18:57の1時間の間に115通も届いていた。私が行っていないエリアまで焼いているので、彼の歩いた距離と壊したポータルの数を考えると若さとは凄い!と感心するばかりだ。(^_^;;
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