各社のブースを見て歩いていると3FのパナソニックのブースにはテクニクスのSB-M10000、SE-A7000といった往年の名機が展示されていた。今回Technicsブランド復活と同時に発表されたリファレンスシステムR1 SeriesとプレミアムシステムC700 Seriesはどこで試聴出来るのだろうと見廻してみると部屋の奥がカーテンで仕切られていることに気付いた。
「音展2014」詳細レポートの第7回目は「14/10/18(土) 16:30〜16:40 3F 北5 テクニクス試聴体験 」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
殆ど音が漏れていなかったのでカーテンの向こう側が試聴コーナーになっているとは気付かなかった。リファレンスシステムはステレオパワーアンプSE-R1(税抜158万円)、ネットワークオーディオコントロールプレーヤーSU-R1(税抜83.8万円)、スピーカーシステムSB-R1(税抜1本134.8万円)×2の組み合わせ、プレミアムシステムはステレオインテグレーテッドアンプSU-C700(15.8万円)、ネットワークオーディオプレーヤーST-C700、スピーカーシステムSB-C700(税抜2本15.8万円)の組み合わせだ。
途中入室だったこともあり試聴曲名はメモ出来なかったのだが、SB-C700は同軸16 cm 平面型ウーハーながら小気味良い低音を聴かせてくれた。コンパクトなスピーカーながらサイズを感じさせない音場を作っていた。白いキャビネットの素材は何かと思ったら、隣の北4ブースにはカットモデルが置いてあり剛性板と判明した。
続いてスピーカーをSB-R1に変えて試聴したが、大型フロアスピーカーならでは低音の沈み方と音のスケールが感じられてR1の方が私好みだ。
ほんの10分程度の試聴だったが4年間のブランクを感じさせない音を聴かせてくれた。もっとしっかり試聴して実力を確認したい。あとは総額511万円のリファレンスシステムが欲しいと思わせる音楽的な魅力が伴えば名実ともブランド復活となるだろう。
ハイレゾ時代を見据えたシステムということで、ネットワークオーディオコントロールプレーヤーはリンのDSMと同じコンセプトで作られている。しかもプリ・パワー間の接続はTechnics Digital Linkという独自の規格を採用しているのだから目指すところはEXAKTに近い様だ。これでアプリによる操作性が良ければ、DSMのライバルになるだろうが、この点が日本メーカーの弱い分野なので少し心配だ。(冷汗)
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