配られていたタイムテーブル表10/18(土)のヤマハのイベント予定が逆になっていたことで計画が狂い、整理券がまだ残っていたイベントに参加することにした。
「音展2014」詳細レポートの第4回目は「14/10/18(土)11:00〜12:00 3F/西5:パイオニア ポタアンXPA-700トークショウ」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
ポータブルヘッドフォンアンプXPA-700発表記念の林佑二主事、野村ケンジ氏、佐藤純之介プロデューサー3名のトークショウでシステム構成はXPA-700のみ!実際は途中で個人の持ち物のイヤホンやデジタルミュージックプレーヤー等が登場した。
林氏は、
「2012年8月に発売されたSONY ポータブルヘッドホンアンプ PHA-1に刺激を受けてXPA-700が誕生した」
「最後発となるパイオニアはどうメーカーとしての個性を出すか検討したのがXPA-700だ」
「ハードウェアとして使い勝手が良い物とした」
「アメリカS社の開発者は今無い音のヘッドホンを作ることを目標としている語った。製品は違うが私も想いは同じだ」
「日常持ち歩くものだからうっかり落とすことはある。それでも壊れない物を作りたくて米国防省の基準をクリアした」
「ケーブルを最短距離で引き回せるL字プラグが好きだ」
「バランス端子の規格が乱立しているが変換コネクタといったオプションを検討している」
と語った。
野村氏は、
「カスタマイズ性の高さはガンプラやミニ四駆みたい」
「後継機の型番は700そのままでMK2とかXTとか付けて欲しい」
「人の耳の感度が良い1kHz前後の音の解像度を気にしている」
と話した。
佐藤氏は、
「林さんが140枚のスライドを用意して来て私に1時間半に及ぶプレゼンを熱心に行ったことがあるが、その殆どはアニメが好きと言うことばかりだった(笑)」
「女性層を無視した突き抜け感が良い」
「米国防省の耐衝撃性能をクリアしているのだから今度戦車に踏ませてみましょう」
「他社では苦労しているとの噂もあるESS最上位DAC ES9018K2Mをさらりと使いこなしているのが凄い」
「シングルエンド方式のヘッドホンだと7万円以上のクラスでないと音に満足できない。バランス端子のメリットを感じさせる音質の良さだ」
と評した。
佐藤氏から林氏へiPhone6と組み合わせ綺麗にまとめるよう問題が出された。林氏はLightning-USBカメラアダプタを使っても自立出来るように仕上げた。ケーブルの長さで攻める方向を決め、まるで逆知恵の輪の様なことをやっていると笑った。
デジタルミュージックプレーヤーに真空管ポータブルアンプを組み合せXPA-700で聴くとの出題には3個の機械が何本ものケーブルで接続され、「これを持っていたら爆弾と間違われて絶対飛行機には乗れないですよね」と参加者を笑わせた。
私はスピーカー派なので荷物になるポタアンには興味はないのだが、マニアックな話は面白く、この様なこだわりを持った尖った製品が売れてくれるとオーディオがもっと盛り上がり楽しくなるだろうと思った。
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