パイオニアのアトモス視聴会は1日2回しか行わないので1時間前の整理券配布に並ぶつもりだったが列が出来ていなかったのでのんびりとパズドラの「超ルビドラ降臨!」をクリアしていた。16時前に入口カウンターへ行ったら奥の通路にずらりと並んでいることに気付き既に規定枚数終了となっていた。(汗)
「音展2014」詳細レポートの第1回目は「14/10/18(土) 3F/西5:パイオニア 17:00〜18:00 SC-LX88 & BDP-LX88フラグシップ視聴会 小原由夫氏」だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
システム構成はAVアンプ:SC-LX88、プレーヤー:BDP-LX88、フロントSP:S-1EX×2、センターSP:S-7EX、リアSP:S-3EX×2、トップSP: S-CN301-LR×4、サブウーファー:S-W1EX×2、プロジェクター:SONY VPL-VW500ES、スクリーン:(未確認)の5.2.4chハイエンドシアター構成だ。
なおS-CN301-LRを取り付けてある治具は非売品でパイオニアが今回のデモの為に特注で制作したそうだ。
試聴ソフトは以下の通り。
1)CD 「Face The Music/シーネ・エイ」より「1. What A Little Moonlight Can Do(月光のいたずら)」
2)SACD Multi マーラー:交響曲「大地の歌」より第3楽章
視聴ディスクは以下の通り。
1)DOLBY ATOMOS DEMOよりLEAF TRAILER
2)「グランド・マスター」より雨の中の対決シーン
3)「Back to Front: Live in London/ Peter Gabriel」より「In Your Eyes」
4)「トランスフォーマー/ロストエイジ」よりUFOの吸引と落下物のシーン
整理券をもらい損ねたので立ち見でサラウンドエリア外の視聴となった。専門誌でタイトルだけは知っているドルビーアトモストレーラーのLEAFのデモ効果の高さに脱帽。ほんの1〜2分の映像作品だが、小鳥の囀り、木の葉の騒めきといった森の環境音に180度取り囲まれ、その中を羽の付いた種が回転して落ちて行く。
5.2.4chと天井スピーカーが無い5.2chで比較視聴したがトップSPが無いと頭上から聞こえるべき音が地面を這っているから映像とズレて違和感が半端ない。
『トランスフォーマー/ロストエイジ』は小原氏が「音の暴力、音が痛い」と解説し、「ジュラシック・パーク」のDTS版LDが発売された時と同じ様なインパクトがあると語った。実際の映画ではデモの様な分かり易いアトモスサラウンドシーンばかりがある訳ではないが、低音の迫力は通常サラウンド環境でも満喫出来そうだ。
小原氏はドルビーアトモスにはトップスピーカーの設置が一番、これが難しいのであればイネーブルドスピーカーを使うのもあり。とにかく挑戦して欲しいと言う。パイオニアもイネーブルドスピーカーの販売を検討中ということを確認していた。
さてドルビーアトモス初体験はサラウンドエリア外での視聴と残念な状況だったが、その効果は高く実に魅力的なサラウンドシステムだと分かった。だが現実問題として天井スピーカーの設置は難しいので、アーリーアダプターの皆さんが設置ノウハウを得るまで待つことになりそうだ。
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