P008:名機礼賛 NEC A-10 Series
NEC A-10のヒットは雑誌を読んで知っていたが、パソコンメーカーとしての印象が強いNECブランドへの憧れが無いので全然興味が無かったと記憶している。デザインもボリュームつまみが小さく使いにくそうと思っていた。
何機種もシリーズが続いたことは知っていたが、A-10Xでデザインとカラーがまったく変わっていたとは知らなかった。NECのオーディオブランド名「ジャンゴ」やベンチャー「オーセンティック」が出てきて、ああそんなブランドもあったと思い出して実に懐かしい気持ちになる特集だ。1983年に電源と振動対策を重視したアンプを発売したとは先進的だったと感心する。その甲斐もあり中古で高価な価格で取引されているらしい。(苦笑)
P035:総額90000円以下で組む珠玉のヴィンテージオーディオ
ハイファイ堂秋葉原店探求でヤマハCA-2000、ソニーTA-1150、サンスイAU-11000等が紹介されている。発売当時に近い中古価格が付いているそうだが、70〜80年代は部品や人件費が安かったから当時その値段で出せたと言う。今ヤマハのGT-2000を製造して発売しようとしたら100万円近い価格になると言うのだから今のオーディオ製品のインフレ価格は実は理にあっているらしい。(汗)
P042:超ハイCPの名機たち
プリメインアンプではSANSUI607シリーズやソニーTA-F333ESX等、スピーカーではスピーカーではCORAL DX-THREE/II、ヤマハNS-10Mシリーズ、BOSE 101Mシリーズ等、CDプレーヤーではマランツCD-34、パイオニアPD-T07等、アナログプレーヤーではテクニクスSL-1200シリーズ等、カセットテープデッキではナカミチBX-125、アカイGX-9等が紹介されている。懐かしいモデルがあったり、知らないものがあったりと楽しく読んでしまう。中古価格相場が記載されているのも便利だ。
P072:ニッポンのラジカセ
12/06/26のブログでも取り上げたデザインアンダーグラウンド代表松崎順一氏のラジカセコレクションから特徴的なモデルが紹介されている。スカイセンサーカセットCF-5950なんてあったのかと驚いたりする。(笑) 松崎氏が新しいラジカセ製造販売を考えていると言うのが興味深い。
P096:レコード再生再入門
中古品を購入する際には完動品、付属品と取扱説明書が揃った物を選ぶようアドバイスしている。これを読んだら壊れて動かなくなっているTechnics SL-5を修理して使いたくなった。
P108:世界を支配したカセットテープの時
TDK MA-R、SONY Duadといた懐かしい国産カセットテープからBASFやScotchの舶来テープも紹介されていて実に懐かしい。筆者が今も愛用しているカセットデッキがティアックC-1とのことでTEAC CX-8というオプションも揃えている様だ。確かこれで各テープの特性に合ったバイアス、イコライザー設定をマニュアルで行い保存出来たように記憶しているが、その後フルオート設定機能が搭載されたモデルが主流になった筈だ。
小遣いで一番安いTDKのDシリーズを買ってFMエアチェックしていたものだから今や音質的にはゴミみたいなものだ。それでも思い入れがあるものだから再生環境がないのにカセットテープを捨てられずにいる。(苦笑)
P118:アキュフェーズ「首尾一貫音質追求」
アキュフェーズのメンテナンス体制の良さを知ると羨ましいと思いつつも、汎用電子部品が多いアンプだからこそ出来るサービスだとも思う。デッキやプレーヤーの様に専用機械部品が多いコンボでは難しいだろう。
他にコラムとして「カセットといえば”アイワ”でしょ!?」「意外と少ない海外デザイナー物件」「DATの始まりの事」等もあり全て面白く読んだ。ヤマハのTC-800GLはタイプライターみたいなデザインが魅力だったが故障が多いと言う噂を聞いた。実際はどうだったのか。
今月買った雑誌の中で一番面白く読んだのが『ステレオ時代』だ。Stereo創刊50周年記念にこんなムックを出版してくれれば良いのにと思う位昔のオーディオ少年に懐かしい時を過ごさせてくれる。(笑)
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