「ヒューゴの不思議な発明・3D日本語吹き替え版」ちび達と観てきました。
劇場での日本語吹き替え版は初めての経験です。
洋画は大抵字幕で観てましたが、同行する人種(?)によって、こうなるとは想像もしませんでした。
親を続けるということは、自分の研ぎ澄ましたい時間と引き換えに、掛けがえのない大事な時間を得るのでしょう。
まず作品。んー、久々に良かったですね。幼くして母を亡くし、機械仕掛け人形の修復を通じて、
大好きな時計職人の父との交流を描きつつ、不遇の別れ。
孤児となったヒューゴは、駅の時計の整備をするアル中の叔父に、半ば強引に仕事を押し付けられ、駅の壁の中に暮らし、盗みを繰り返す。食べ物もそうだが、重要なのは、父がなしえなかった、機械仕掛け人形完成のためのパーツ集めのための盗み。この人形は、完成すると、自動でペンで何かを描くという。
ある時、パーツのための盗みが、おもちゃ屋の店主に見つかってしまう。そして、その店主の孫娘はなぜか、人形起動に欠かせない、ハートのキーを持っていた・・・。
この辺からは、人類の映画史の貴重な、そして困難な第一歩を踏み出したジョルジュ・メリエスの人間像を、respectしつつ描いています。また、人形はフリッツ・ラングのメトロポリスチックですね。
役者も、ベン・キングスレーや、ジュード・ロウやら有名どころが出ています。ジョニー・デップが製作ってなんでしょう。
スタッフロール終り〜客電がつくまで、うちは立たせませんでした。一応基本マナーをと思ってます。
んで、3D。ちゃんと出っ張ってきて、やっぱり面白くてよかったと思います。下の子は、出っ張ってくるたびに、空気を掴んだり、払い落とそうとしたり、楽しんでる様子でした。雪とか火花とか紙っぺらとか・・・。
昔の話になりますが、おそらく35年ぐらい前、一時3Dが流行ったのです。雑誌では、青赤のメガネの付録が付いて、立体画像が流行ってました。
映画界でも流行ってました。そうです。あの、「空飛ぶ十字剣3D」です。40代後半以上の方はご存知でしょう。
突き出された棒や、飛んでくる十字剣をよけたり、壺が割れる迫力にびっくりし、「おー!」とか言っちゃいましたね。
何が今の3Dと違うのか。当時は確かに軽く頭痛がして、ちょっと気分が悪かった事を記憶してます。
その辺のマイナス要因は消えていったように思われます。今回は快適でした。当時は、まだ時代が追い付いていない、早すぎる技術だったのでしょう。
今回の3Dに関しての演出は、素晴らしいと思います。映画の中に入り込んだ感は、今までにない感覚ですね。
ただし、これが映画の進化なのかは微妙です。
車で言う4WS(四輪操舵)でしょう。凄い技術革新だけど、進化の流れとはちょっぴりずれる感じです。
あと、予告篇集でわかりましたが、3D用に作った作品以外に、以前の2Dヒット作を3Dに作り替えてる技術にびっくりです。
「スターウォーズ・ファントムメナス」や、「タイタニック」です。近日上映みたいです。タイタニック観てみたいですね。
あの感動が、3Dになってどう膨らむのか。あるいは逆効果なのか。興味津々です。
それともう一つ予告編で目を見張ったのが、「スパイダーマン」です。
多くを語らない予告編で、自分がビルの谷間をビュンビュン飛んでくのですが、時折見え隠れする、腕や脚の色から、どうやら目線の主はスパイダーマンの物と分かります。
3Dなので凄いんです。なんかぞくぞくしましたよ。これも要チェックです。
てなことを踏まえて、観てみてください。
で、急に決めて観に行った
ユナイテッド・シネマとしまえんです。
映画館は今やこうなのですねー。 幅も広くて椅子ふかふか。ひな壇状態で、前の席が邪魔にならないです。
傘立てが前にあり、ドリンクホルダーもあったり、音響も後ろの方で、いくつもに別れていて存在感がありました。
ユナイテッドシネマの会員、
クラブスパイスに入りました。今回のような、3D作品などは割引対象外ですが、金曜¥1000や、ポイント還元率を自分なりに計算すると、入会金の¥500はかなり得と見ました。
ネット上で席をFreeでリザーブできたし、昔のように、プラザ、スカラ座など大スクリーンのロードショー上映を狙って並ぶことは、もうないでしょう。金曜に一回行けば元が取れちゃう以上の計算です。
これに入って、また映画館で観る動機になり、しかもこの環境なら、願ったり叶ったりです。
うちは入会金¥300のキッズ会員も検討中です。そして、駐車場が3Hタダ(上映2H30以上は4Hタダ)はでかいです。