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2012年09月10日
百人一首
故障していたデジカメの修理が済んで戻ってきたので
早速新しい画像を貼り付けます。
画像は新しいですが、物は古いです。かれこれ40年以上たっています。
まゆみさんの子供の頃の遊びはこれでした。
正月には家族で百人一首をしました。本格的な木の札です。
これを父親と母親と一緒に買いに行ったときのことをよく覚えています。
4歳か5歳の頃でした。
年期が入って箱もボッロボロです。
何度も何度もガムテープで重ねて貼った痕があります。
普通百人一首は上の句を読んで、下の句を取りますが
父は札幌流でやるといって、下の句を読んで下の句を取っていたので
たいそう難しくはありませんでした。
まゆみさんはその頃4歳か5歳くらいでしたがこの遊びにすっかりはまってしまいました。
最初のうちは右にあるように、ひらがなの句を自分の手元に集めて取りました。
「よしのの里に降れる白雪」
「あまりてなどか人の恋しき」
「あまの小舟の綱手かなしも」・・みたいに・・・
だんだん慣れてくると漢字の札も取れるようになってきてますます面白くなりました。
文字はほとんど読めません。
文字の形で覚えるんです。
右のように一見見分けがつかないものでも文字の特徴をつかんで取りました。
「我が衣手に雪は降りつつ」
「我が衣手は露にぬれつつ」
まゆみさんが一番ちっちゃい子だったのにまゆみさんが一番多く取ったので
「いやぁ〜まゆみにはかなわないな・・」
って父が言ってました。
まゆみさんが「今日もやろう」「今日もやろう」とせがむのでお正月の遊びは
お正月には終わらずに2月の末までやっていました。
一般的に人気があるのがこれでしょうね。
「天津風雲の通い路吹きとじよ 乙女の姿暫しとどめむ」
今ではもうほとんど読めませんが・・・
そういう子供時代の遊びをしていたので
国語の時間に「百人一首の上の句と下の句をつなげなさい」
という問題に、ほとんどの子が全然解けなかったのに
まゆみさんはばっちりで
先生にたいそう誉められました。
ふふん