2014年02月13日
イッテルビウム
イッテルビウム (英: ytterbium) は原子番号70の元素。元素記号は Yb。希土類元素の一つ(ランタノイドにも属す)。
目次 [非表示]
1 概要
2 用途
3 歴史
4 イッテルビウムの化合物
5 同位体
6 出典
概要[編集]
スウェーデンの小さな町イッテルビー (en:Ytterby) にちなんで名づけられた。灰色の金属で、常温、常圧で安定な結晶構造は面心立方構造 (FCC)。比重は6.97、融点は824 °C、沸点は1193 °C(異なる実験値あり)。空気中で表面が酸化されるが、内部までは侵されない。水にゆっくりと溶け、酸、液体アンモニアにも溶ける。水素、ハロゲンとも反応する。安定な原子価は+2、+3価。ゼノタイム(燐酸塩鉱石)・ガドリン石・モナズ石・バストネス石に含まれる。
用途[編集]
用途としてはガラスの着色剤、YAGレーザーの添加物などに利用される。
同じ希土類に分類されるイットリウムとは下記の通り由来が同じため、発音、元素記号が似ているので注意が必要。銅酸化物系の高温超伝導が発見された当時、イットリウムを含む銅酸化物(YBCO 系)が超伝導を示すという情報が流れたとき、”イッテルビウム”が含まれているという誤情報(本当はイットリウム)が流れて、イッテルビウムの在庫が一時空になりかけたことがある。
歴史[編集]
スイスのド・マリニャック (J.C.G.de Marignac) が1878年に分離[2]。発見された土地イッテルビーが語源。イッテルビーからは、イッテルビウムの他、イットリウム、テルビウム、エルビウム、と合計四つの新元素が発見されている。
イッテルビウムの化合物[編集]
酸化イッテルビウム(III) (Yb2O3)
十二ホウ化イッテルビウム (YbB12)
塩化イッテルビウム (YbCl2, YbCl3)
同位体[編集]
詳細は「イッテルビウムの同位体」を参照
出典[編集]
1.^ M. Jackson "Magnetism of Rare Earth" The IRM quarterly col. 10, No. 3, p. 1, 2000
2.^ 桜井 弘 『元素111の新知識』 講談社、1998年、294頁。ISBN 4-06-257192-7。
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1 概要
2 用途
3 歴史
4 イッテルビウムの化合物
5 同位体
6 出典
概要[編集]
スウェーデンの小さな町イッテルビー (en:Ytterby) にちなんで名づけられた。灰色の金属で、常温、常圧で安定な結晶構造は面心立方構造 (FCC)。比重は6.97、融点は824 °C、沸点は1193 °C(異なる実験値あり)。空気中で表面が酸化されるが、内部までは侵されない。水にゆっくりと溶け、酸、液体アンモニアにも溶ける。水素、ハロゲンとも反応する。安定な原子価は+2、+3価。ゼノタイム(燐酸塩鉱石)・ガドリン石・モナズ石・バストネス石に含まれる。
用途[編集]
用途としてはガラスの着色剤、YAGレーザーの添加物などに利用される。
同じ希土類に分類されるイットリウムとは下記の通り由来が同じため、発音、元素記号が似ているので注意が必要。銅酸化物系の高温超伝導が発見された当時、イットリウムを含む銅酸化物(YBCO 系)が超伝導を示すという情報が流れたとき、”イッテルビウム”が含まれているという誤情報(本当はイットリウム)が流れて、イッテルビウムの在庫が一時空になりかけたことがある。
歴史[編集]
スイスのド・マリニャック (J.C.G.de Marignac) が1878年に分離[2]。発見された土地イッテルビーが語源。イッテルビーからは、イッテルビウムの他、イットリウム、テルビウム、エルビウム、と合計四つの新元素が発見されている。
イッテルビウムの化合物[編集]
酸化イッテルビウム(III) (Yb2O3)
十二ホウ化イッテルビウム (YbB12)
塩化イッテルビウム (YbCl2, YbCl3)
同位体[編集]
詳細は「イッテルビウムの同位体」を参照
出典[編集]
1.^ M. Jackson "Magnetism of Rare Earth" The IRM quarterly col. 10, No. 3, p. 1, 2000
2.^ 桜井 弘 『元素111の新知識』 講談社、1998年、294頁。ISBN 4-06-257192-7。
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