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日曜京都〜第43回エリザベス女王杯(GT)

土曜日の京都芝は午前中まで稍重の馬場。多少雨の影響が残るし、前開催から続き今開催も終始時計がかかっていた。明日は良馬場の見込みだから道悪巧者である必要はないが、ある程度タフな馬場で力を発揮したいタイプを積極的に狙いたい。

落ち着いている古馬牝馬の京都外回り芝2200m戦だから、基本的にはスローか超スローの競馬になりやすい。キレ味を生かしたい組を後目に、持久力でしのぎきる競馬ができる組が穴候補だろう。チャンス大と見ていたディアドラは出走してこない・・・手のうちがわかっているどうしの組み合わせだけに、展開が大きく左右しそう。

このメンバーなら行けそうなクロコスミア(父ステイゴールド)のしぶとさに期待する。確か昨年も◎か○で見事2着の星を挙げてくれたのだが、馬券は当たっていなかったような気がする。なんかものすごくニガテな印象がある女王杯がなぜか最近好調なのでもしかしたら引っかかっていたかもしれないが。

まあ昨年のことはともかく、今年もクロコスミアに期待したい。この馬、逃げてもそこまで展開に左右されにくいところがなぜかあるが、年齢を重ね、競馬が上手になっているからこそ、少しでも展開を味方につけたいところ。

ドバイ帰り2走は凡走に終わっているが、得意の舞台で本来のしぶとさを生かせるデキが戻っていれば、昨年以上もあると期待したい。

馬場を考えれば相手もステイゴールド産駒アドマイヤリードは有力。マイルGTの勝ち馬ではあるが、基本の能力が非常に高い馬で、本質的にはこういう舞台のほうが向く可能性もある。体内時計が壊れてるんじゃねえの?というくらいペース配分がヘタクソな藤岡弟が、あえてペースをぶっ壊すような競馬をしてくれると、この馬はおもしろいかもしれない。

昨年の勝ち馬モズカッチャン(父ハービンジャー)は、ドバイ帰りでも崩れず札幌記念で天皇賞2着のサングレーザーと差のない競馬。通ったコースを考えればこちらのほうが優秀だったともいえる。この馬は成長していると思う。

あとはシンボリクリスエス産駒レッドジェノヴァはBMSがホワイトマズルで夏の北海道で好走。サトノダイヤモンドに迫った前走も高評価すべき。あとは時計がかかっても大丈夫なディープインパクト産駒カンタービレとデムーロ弟、もう1頭ステイゴールド産駒のコルコバード、当然人気勢のノームコア(父ハービンジャー)と、モレイラに乗り替わってきたリスグラシュー(父ハーツクライ)、大外なら横山騎手が注文をつけて最後の最後に突っ込んできそうなミスパンテール(父ダイワメジャー)までは押さえたい。

◎ クロコスミア
○ アドマイヤリード
▲ モズカッチャン
△ レッドジェノヴァ、カンタービレ、コルコバード、ノームコア、リスグラシュー

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