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日曜京都〜第65回日経新春杯(GU)

東西金杯、フェアリーS、シンザン記念と恒例の正月競馬が無事終わり、ここからレギュラーな開催に戻る。土曜日にはめまぐるしく施行時期の移行が行われる古馬牝馬の愛知杯(GV)も行われ、ぜひこの中京開幕週の荒れるハンデ戦にも参加したい。

とはいえやはりこのあとの大阪杯や天皇賞につながるレースということで、今週はこちらもハンデ戦の、京都外回り芝2400mの日経新春杯にスポットを当てる。

この時期だから、良馬場でも時計は速くならない。しかも先週月曜日の開催は雨による道悪競馬だった。コース替わりはないから、先週の京都金杯の開催よりもさらに時計がかかるのではないか・・・という想定。雪の影響も心配される。

中心はヴィーゼンプファド産駒の外国産馬サンタフェチーフにした。6歳といっても、ついこの間まで5歳だったわけだし、年齢の割にキャリアはまだちょうど10戦を終えたところ。安定感あるタイプではないがここまで3勝2着2回3着1回の成績。特に休み明けだった前走を含む近4走で2勝2着2回の好成績。

これまでは53〜55kgでの出走ばかりで52kgは初。重賞初挑戦でいきなりGUは敷居が高いが、しかし今年のメンバーは、トップハンデ57.5kgのミッキーロケット(父キングカメハメハ)を除けばみな似たり寄ったりの力関係に思われる。そのミッキーロケットとは実質3.5kg差で先に行けるサンタフェチーフには有利な最内枠。

父ヴィーゼンプファドは、その名前からも想像できるとおりドイツ産馬。しかしモンズンを経由していないから、新種牡馬ノヴェリストとはイメージが異なる。実際アルザオ(ディープインパクトの母父)、ダルシャーン(コタシャーンの父)、アカテナンゴ(ランド、ボルジアらの父)を経由しているから、ほんの少しでもさかのぼれば日本でもおなじみ(というかむしろ主流)の系統が合流する血統背景にある。

要は、この時期のタフな芝ならあまり得意とはいえない京都の芝コースでもいくぶんプラスに働くのではないかの憶測は成り立つ血統的特徴はありそう、ということ。

牝馬といえば夏のイメージがあるが、厳寒のこのレースはなぜか牝馬が好走する。メイショウベルーガ(優勝)、テイエムプリキュア(優勝、3着)、フーラブライド(2着、3着)、レッドアゲート(3着)など、このレースではタフな血統背景の牝馬が活躍してきているのもぴったり。

まあデータが嫌いな私は、なぜ夏の好走が約束される牝馬がこのレースだけ真冬に好調なのかという理由も考えているのだが、長くなるので(どーせ誰も読まなそうなので)割愛する。

相手は先に行く56kgロードヴァンドール(父ダイワメジャー)と横山典弘の大逃げに期待。この馬、デビューから2戦を除けば、京都芝コースは複勝率100%が強み。距離経験はないが、何しろ鞍上は京都で何度となく大逃げを打って日本中の競馬ファンをアッといわせた男である。クラシックにつながる京成杯ではなく、この馬に乗りに来たかの印象もある。コンビ続戦は好感。

そして押さえは、この時期だからこその期待を込めて、アルゼンチンでちょこっと馬券を取らせてもらった54kgソールインパクト(父ディープインパクト)と福永騎手のコンビにも再び期待。当然57kgモンドインテロ(父ディープインパクト)とルメール、タイプ的に川田騎手とは手が合いそうな56kgベルーフ、52kgならガンコ(父ナカヤマフェスタ)、54kgの上昇馬パフォーマプロミス(父ステイゴールド)あたりまで手広く押さえたい

◎ サンタフェチーフ
○ ロードヴァンドール
▲ ミッキーロケット
△ ソールインパクト、ガンコ、モンドインテロ、ベルーフ、パフォーマプロミス
   
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