2018年11月03日
日曜東京〜第56回アルゼンチン共和国杯(GU)
今年はJBCが京都で開催される関係で、日曜日だけで4重賞、土曜も含めればなんと6つの重賞が行われるスペシャルウィーク(馬名ではない)である。しかし個人的に、春の目黒記念以上に楽しみにしている府中芝2500m戦のアルゼンチン共和国杯を今年もピックアップする。その前に先週の天皇賞を少しだけ振り返る。
馬券がはずれたことは差し置いても、菊花賞があまりに残念なレースだった反動もあってか、先週の天皇賞は素晴らしいレースだった。古馬のチャンピオンレースはこうでなければならないという典型的なラップの、しかし非常に内容の濃い、好レースだった。
やはりレースをつくったキセキと、そして川田騎手のレースプランは見事だったと思う。どれが行くのか流動的な組み合わせだったが、川田騎手は「行く」と決めて、そして行く以上は自分がレースをつくるのだという「意図」がちゃんと見えた、素晴らしい騎乗だったと思う。さすがはダービージョッキーだな・・・と感じた。
淀外回り2周にくらべれば、それは確かに府中の2000mのほうが流れをつくりやすくはあるけれど、事実伏兵のキセキが3着に踏ん張り切る「正しい流れ」だった。個人的にもキセキが本命(馬券はハズレ)での3着ということで非常に残念だったが、ジョッキーは完ぺきに乗ったと思う。
それにしても、ルメールはすごい。もちろん勝ったレイデオロが強かったことは間違いないが、ほんとうにソツなく流れに乗ることができるスキルは驚くばかり。正直、なんだか心配になってしまうくらいの好調で、内心そろそろ抑えめにしておいたほうがよいのではないかという気がしないでもない。
人間には必ずバイオリズムがあるもの。本人は「ボクにはそんなものありませーん」なんていうのかもしれないが、それでは人間でないバケモノになってしまうので、まあほどほどにしてもらいたいものだ。何しろ馬券の妙味が乏しくなるったらありゃしない。穴屋の出番も多少は残しておいてほしい。
ということで、AR共和国杯に話を戻そう。府中2400のダービー馬がその後不調に陥る原因はいろいろ考えられるが、若いころクラシックとは無縁だった組がこの府中2500戦を足掛かりに名馬への仲間入りを果たすことは意外と多い。
たった100mしか違わないけれど、実はまったく性質が異なる内容だったりする。たとえば、同じ淀外回り2周ではあっても、菊花賞と天皇賞・春とではまったくレースの質が異なるとされるのと同様で、競馬は一見同じように見えて実はまったく別モノとなる組み合わせや取り合わせがけっこうある。そういうときに「穴」が浮上するのだ。
しかも今週日曜府中にルメールはいない。やったー!こういうときこそ大いに荒れていただきたい。そしてこういうときこそ馬券をしっかりゲットしなければならない。
実績を考えれば当然アルバート(父アドマイヤドン)の58.5kgは納得しなければならない。とびぬけてしまったハンデと、ステイヤーズS4連覇の大偉業へのステップということで、ここで評価が下がるのも納得。しかし取捨は難しい。だって誰がどう考えたって、このメンバーでは断然能力が抜けているから。
断然強いのに伏兵評価にとどまりそうなアルバートをめぐる馬券検討だからこそ、今年のAR共和国杯は難解である。ふつうこういうアプローチで馬券検討することはない。しかし評価はファンが決めるものだから、発想自体を無理に捻じ曲げる必要はない(と思う)。
アルバートを負かせる可能性がある新興勢力に期待する。
◎ ヴォージュ(時計勝負不安もコンビ4戦目、3走前の目黒記念だけ走ればある)
○ マコトガラハット(六社S組3頭中2頭が3kgもらい、他2頭が人気なら51kgは恵量)
▲ エンジニア(タフな距離・コースで上昇見込む)
△ ムイトオブリガード(4連勝目が重賞挑戦だと厳しいが今年はレベル低い)
△ ホウオウドリーム(超良血馬、メジロドーベル産駒悲願の重賞制覇へ)
△ アルバート(連下候補)
△ パフォーマプロミス(ローテ?だが底力ある)
△ ルックトゥワイス(勝負弱い人馬が気になるがハンデ魅力)
AR共和国杯が行われるということは、もうすぐJC、そして有馬記念が近づいたことを意味する。外気も冷たくなってきたので、みなさん風邪と大穴には十分ご注意を。
こっちの「予想ブログ」もよろしくーー
馬券がはずれたことは差し置いても、菊花賞があまりに残念なレースだった反動もあってか、先週の天皇賞は素晴らしいレースだった。古馬のチャンピオンレースはこうでなければならないという典型的なラップの、しかし非常に内容の濃い、好レースだった。
やはりレースをつくったキセキと、そして川田騎手のレースプランは見事だったと思う。どれが行くのか流動的な組み合わせだったが、川田騎手は「行く」と決めて、そして行く以上は自分がレースをつくるのだという「意図」がちゃんと見えた、素晴らしい騎乗だったと思う。さすがはダービージョッキーだな・・・と感じた。
淀外回り2周にくらべれば、それは確かに府中の2000mのほうが流れをつくりやすくはあるけれど、事実伏兵のキセキが3着に踏ん張り切る「正しい流れ」だった。個人的にもキセキが本命(馬券はハズレ)での3着ということで非常に残念だったが、ジョッキーは完ぺきに乗ったと思う。
それにしても、ルメールはすごい。もちろん勝ったレイデオロが強かったことは間違いないが、ほんとうにソツなく流れに乗ることができるスキルは驚くばかり。正直、なんだか心配になってしまうくらいの好調で、内心そろそろ抑えめにしておいたほうがよいのではないかという気がしないでもない。
人間には必ずバイオリズムがあるもの。本人は「ボクにはそんなものありませーん」なんていうのかもしれないが、それでは人間でないバケモノになってしまうので、まあほどほどにしてもらいたいものだ。何しろ馬券の妙味が乏しくなるったらありゃしない。穴屋の出番も多少は残しておいてほしい。
ということで、AR共和国杯に話を戻そう。府中2400のダービー馬がその後不調に陥る原因はいろいろ考えられるが、若いころクラシックとは無縁だった組がこの府中2500戦を足掛かりに名馬への仲間入りを果たすことは意外と多い。
たった100mしか違わないけれど、実はまったく性質が異なる内容だったりする。たとえば、同じ淀外回り2周ではあっても、菊花賞と天皇賞・春とではまったくレースの質が異なるとされるのと同様で、競馬は一見同じように見えて実はまったく別モノとなる組み合わせや取り合わせがけっこうある。そういうときに「穴」が浮上するのだ。
しかも今週日曜府中にルメールはいない。やったー!こういうときこそ大いに荒れていただきたい。そしてこういうときこそ馬券をしっかりゲットしなければならない。
実績を考えれば当然アルバート(父アドマイヤドン)の58.5kgは納得しなければならない。とびぬけてしまったハンデと、ステイヤーズS4連覇の大偉業へのステップということで、ここで評価が下がるのも納得。しかし取捨は難しい。だって誰がどう考えたって、このメンバーでは断然能力が抜けているから。
断然強いのに伏兵評価にとどまりそうなアルバートをめぐる馬券検討だからこそ、今年のAR共和国杯は難解である。ふつうこういうアプローチで馬券検討することはない。しかし評価はファンが決めるものだから、発想自体を無理に捻じ曲げる必要はない(と思う)。
アルバートを負かせる可能性がある新興勢力に期待する。
◎ ヴォージュ(時計勝負不安もコンビ4戦目、3走前の目黒記念だけ走ればある)
○ マコトガラハット(六社S組3頭中2頭が3kgもらい、他2頭が人気なら51kgは恵量)
▲ エンジニア(タフな距離・コースで上昇見込む)
△ ムイトオブリガード(4連勝目が重賞挑戦だと厳しいが今年はレベル低い)
△ ホウオウドリーム(超良血馬、メジロドーベル産駒悲願の重賞制覇へ)
△ アルバート(連下候補)
△ パフォーマプロミス(ローテ?だが底力ある)
△ ルックトゥワイス(勝負弱い人馬が気になるがハンデ魅力)
AR共和国杯が行われるということは、もうすぐJC、そして有馬記念が近づいたことを意味する。外気も冷たくなってきたので、みなさん風邪と大穴には十分ご注意を。
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投稿者:ASHIGE2|11:34
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