2018年01月19日
日曜中山〜第59回AJCC(GU)
今週日曜は芝ダートで重要な意味を持つGUが東西でそれぞれ1鞍ずつ行われる。中京ではちょうど1カ月後のフェブラリーSへ向けた数少ないダートのGU戦東海Sが、そして中山では天皇賞に向けた古馬の中長距離王道路線のアメリカジョッキークラブカップである。
この時期の名物レースであるAJCCは、おなじみ中山芝外回りの2200m戦。例年馬場状態の判断が難しい時期にはなるが、先週のレースを見る限り、今年の中山は、インも全然大丈夫である。中山外回りコースは多少力は落ちてもとにかく内枠、もしくはうまくインに潜り込んだ馬だけにチャンスがあるコース。
現種牡馬のゴールドシップはときおり不可解な凡走を見せたが、圧倒的1番人気に押されたこのレースの大敗は、不可解でもなんでもない。このコースで大外をまくると、よほど力の開きがあってもああいうことになる。今年も当然この先につなげたい馬たちが出走してくるが、ゴールドアクター(父スクリーンヒーロー)が武騎手に乗り替わるのを筆頭に、めまぐるしく乗り替わりがあるというのが1つの大きなポイントか。
中山金杯は、てっきり行くとばかり思っていたマイネルミラノ(父ステイゴールド)が途中からまくる競馬になって大敗。このメンバーだからこそ、そして外枠だからこそ今度は行くだろう。平均ペース。
昨年から「いずれは・・・」の思いで期待していたダンビュライト(父ルーラーシップ)も武騎手からデムーロに乗り替わり。メンバー中特別乗り難しい馬だけに、研究熱心なデムーロは反応が鈍いダンビュライトをこのトリッキーなコースでどう導くかが最大のポイントになりそう。勝負どころよりも早く動けるとみて、ダンビュライトの素質開花に期待したいところだが・・・
しかし人気的には同じルーラーシップ産駒の上り馬レジェンドセラーのほうが買いやすい。最内枠のルメールは非常に心強い。BMSはタフなスペシャルウィークで、力を要するこの時期の中山にはシラオキ系にとって大きなプラスがある。相手は多少強いが、ルメールがソツなく乗ってくる確率は高く、タフな牝系から伝わるパワーがここで生きるとみる。
単穴でちょっと狙ってみたいのが、絶対的不利な大外枠に入ったトーセンビクトリー(父キングカメハメハ)という6歳牝馬。前走は有馬記念を14着に大敗していた。その前のエリザベス女王杯も10着に大敗していた。そんな牝馬がなぜ有馬記念をつかわれたのか・・・ここにヒントが隠されていそう。
この馬、中山回りはべらぼうに合う可能性が考えられる。外回りコースは大外が絶対的不利であることなど、田辺騎手はイヤというほどわかっている。有馬記念は超スローの多頭数で内回りだったが今回は田辺騎手が注文をつける競馬を仕掛けてくるのではないか・・・という期待を込めて大穴に抜擢したい。
もちろん武騎手のゴールドアクターはメンバー中唯一のGT馬で、しかも有馬記念を勝っている。今回と同条件の外回りオールカマーを勝っている強みは当然あるが、先日引退種牡馬入りしたキタサンブラックに簡単にひねられてきた、というよりもそういう競馬をさせてしまった吉田隼人は、あるいみ納得の「降板」である。だからこそ、ここでゴールドアクターにアッサリ勝たれたらおもしろくないだろう。
吉田騎手には意地を見せてほしいという意味で、押さえの筆頭にシホウ(父キングカメハメハ)、菊花賞6着も内容はよかったミッキースワロー(父トーセンホマレボシ)はしかし、まったく同条件のセントライト記念を勝っているとはいえ、当時とは馬場が異なる点で少し不安がある。いちおう押さえるが。
それならば穴っぽいところでキタサンブラックの半兄ショウナンバッハ(父ステイゴールド)と絶好調の戸崎騎手、うまく内に潜り込んでひと呼吸遅らせて仕掛けることができれば大ベテラン9歳になったディサイファ(父ディープインパクト)と蛯名騎手の腕にも少し期待したい。
今年は人気以上に難しい競馬になる気がする。つまり、波乱含みのAJCCと読む。
◎ レジェンドセラー
〇 ダンビュライト
▲ トーセンビクトリー
△ シホウ、ショウナンバッハ、ゴールドアクター、ミッキースワロー、ディサイファ
重注 トミケンスラーヴァ
この時期の名物レースであるAJCCは、おなじみ中山芝外回りの2200m戦。例年馬場状態の判断が難しい時期にはなるが、先週のレースを見る限り、今年の中山は、インも全然大丈夫である。中山外回りコースは多少力は落ちてもとにかく内枠、もしくはうまくインに潜り込んだ馬だけにチャンスがあるコース。
現種牡馬のゴールドシップはときおり不可解な凡走を見せたが、圧倒的1番人気に押されたこのレースの大敗は、不可解でもなんでもない。このコースで大外をまくると、よほど力の開きがあってもああいうことになる。今年も当然この先につなげたい馬たちが出走してくるが、ゴールドアクター(父スクリーンヒーロー)が武騎手に乗り替わるのを筆頭に、めまぐるしく乗り替わりがあるというのが1つの大きなポイントか。
中山金杯は、てっきり行くとばかり思っていたマイネルミラノ(父ステイゴールド)が途中からまくる競馬になって大敗。このメンバーだからこそ、そして外枠だからこそ今度は行くだろう。平均ペース。
昨年から「いずれは・・・」の思いで期待していたダンビュライト(父ルーラーシップ)も武騎手からデムーロに乗り替わり。メンバー中特別乗り難しい馬だけに、研究熱心なデムーロは反応が鈍いダンビュライトをこのトリッキーなコースでどう導くかが最大のポイントになりそう。勝負どころよりも早く動けるとみて、ダンビュライトの素質開花に期待したいところだが・・・
しかし人気的には同じルーラーシップ産駒の上り馬レジェンドセラーのほうが買いやすい。最内枠のルメールは非常に心強い。BMSはタフなスペシャルウィークで、力を要するこの時期の中山にはシラオキ系にとって大きなプラスがある。相手は多少強いが、ルメールがソツなく乗ってくる確率は高く、タフな牝系から伝わるパワーがここで生きるとみる。
単穴でちょっと狙ってみたいのが、絶対的不利な大外枠に入ったトーセンビクトリー(父キングカメハメハ)という6歳牝馬。前走は有馬記念を14着に大敗していた。その前のエリザベス女王杯も10着に大敗していた。そんな牝馬がなぜ有馬記念をつかわれたのか・・・ここにヒントが隠されていそう。
この馬、中山回りはべらぼうに合う可能性が考えられる。外回りコースは大外が絶対的不利であることなど、田辺騎手はイヤというほどわかっている。有馬記念は超スローの多頭数で内回りだったが今回は田辺騎手が注文をつける競馬を仕掛けてくるのではないか・・・という期待を込めて大穴に抜擢したい。
もちろん武騎手のゴールドアクターはメンバー中唯一のGT馬で、しかも有馬記念を勝っている。今回と同条件の外回りオールカマーを勝っている強みは当然あるが、先日引退種牡馬入りしたキタサンブラックに簡単にひねられてきた、というよりもそういう競馬をさせてしまった吉田隼人は、あるいみ納得の「降板」である。だからこそ、ここでゴールドアクターにアッサリ勝たれたらおもしろくないだろう。
吉田騎手には意地を見せてほしいという意味で、押さえの筆頭にシホウ(父キングカメハメハ)、菊花賞6着も内容はよかったミッキースワロー(父トーセンホマレボシ)はしかし、まったく同条件のセントライト記念を勝っているとはいえ、当時とは馬場が異なる点で少し不安がある。いちおう押さえるが。
それならば穴っぽいところでキタサンブラックの半兄ショウナンバッハ(父ステイゴールド)と絶好調の戸崎騎手、うまく内に潜り込んでひと呼吸遅らせて仕掛けることができれば大ベテラン9歳になったディサイファ(父ディープインパクト)と蛯名騎手の腕にも少し期待したい。
今年は人気以上に難しい競馬になる気がする。つまり、波乱含みのAJCCと読む。
◎ レジェンドセラー
〇 ダンビュライト
▲ トーセンビクトリー
△ シホウ、ショウナンバッハ、ゴールドアクター、ミッキースワロー、ディサイファ
重注 トミケンスラーヴァ
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投稿者:ASHIGE2|19:21
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