2017年03月31日
カフェでも居酒屋でもない、完全に家庭料理のお店。清澄白河「山食堂」【街とお店のおいしいはなし。#1】について
カフェでも居酒屋でもない、完全に家庭料理のお店。清澄白河「山食堂」【街とお店のおいしいはなし。#1】
清澄白河駅から歩いて3分。資料館通りに面した大きなガラス戸の向こうに、打ちっぱなしのコンクリートの壁、古家具の戸棚と橙色に照らされた酒瓶がずらりと並ぶカウンターが見えます。「いらっしゃいませお待ちしていました」と、サービス担当の矢沢路恵さんがいつものように迎えいれてくれます。 「わたしたちはこの店の2代目で、もともと前の山食堂の店主が大好きで手伝っていたんです。彼女はとても美人で強い人。でも決して自慢などしない謙虚さのある女性でした」そうお話しするサービス担当・路恵さんも、凛々しくて芯のある女性。いつもきびきび切り盛りしていて、お話する言葉には迷いがありません。 山食堂では、路恵さんが全国から選りすぐったお酒を提供し、パートナーの山谷知生さんが、国産の旬の食材をふんだんに使ったお料理を作っています。 お店は、だいたい水
曜日から日曜日の夜にオープンします。 「今までずっと飲食業界で働いてきたから土日の休みって何やったらいいのかわからなくて。だからランチもあけているんですけど、けっこうお客さんが来てくださるんです」たしかに、ここ2年ほどコーヒーとアートの街として盛り上がっている清澄白河。土日のランチタイムは観光のお客さんが多く訪れます。 しかし夜は一転。静まり返った通りにぽつりと灯る明かりのもと地元の常連さんたちが続々と訪れます。「予約してくださるとき直接お店に来てくれる人も多くて、それがうれしいんです」と路恵さん。かく言うわたしも直接お店に訪れて予約することがあります。 一度食事をすれば、地元の人たちが多く訪れる理由が分かるはずです。まずお料理が、どれも鮮やか。「スモーク帆立と金柑のサラダ」「鰆の幽庵焼き」「おそうざいの盛り合わせ」旬の野菜や魚や肉が、思いもよらない組み合わせで現れるので目にも舌にも驚かされます。 それからドリンク。お酒の強い人も苦手な人も、みんなが楽しめる豊富なメニューです。その中からお料理に合うものを、親しい友だちを紹介するように路恵さ
んが教えてくれます。わたしはお酒が大好きなので、いつも「日本酒3種類」を注文します。清澄白河にあるお店のなかでは珍しい、日本酒の飲み比べができるのもうれしいポイントです。 「よく”こんなメニューありませんか?”と聞かれるけど流行には興味がなくて。自分たちの好きなものしか出さないし、それが合わないのであれば他のお店へ行ってくれたらいい。何千何万とあるお店の中で1軒くらいこういうスタイルの店があってもいいと思うんです」 山食堂には世間に流されない確固たる”おいしさの定義"があるから、ハッキリと食事が記憶に残るのかもしれません。 その信念は、路恵さんが毎日書きかえている手作りのメニューからも伝わってきます。生きのいい文字が並ぶメニューは、まるで手紙のようにも見えます。 「手作り」といえば、山食堂のショップカードは活版印刷で作られたもの。なぜあえて活版印刷なのか気になって聞いてみると、こんな答えが返ってきました。 「わたしの父は活版印刷を仕事にしていたので、子どものころから活版印刷にとても馴染みがあって。その後、都内で活版印刷をしてい\xA4
訖佑鬚燭泙燭泙澆弔韻董▲轡腑奪廛ʔ璽匹鮑遒辰討發蕕辰討い泙后3菷念𣇄類世ǂ蚓匹い箸いΔ錣韻任呂覆い韻譴鼻⌆磴里茲Δ福票蟯屬鮴砲靴泙覆せ纏\xF6"を継いでいる人を応援したいし、いいモノには情熱を注ぎたい想いがあるんです」 ショップカードに印刷された「完全に家庭料理の店」の文字。山食堂はカフェとか居酒屋とか和食とか洋食とか...そういうくくりの中にあるお店ではなく、あたたかい人のつながりとおいしい食材との出会いの真ん中にある場所なんだと改めて気付かされました。純粋に心から「おいしい!」と感動できる料理とお酒に出会える山食堂。清澄白河へ訪れた際には、ぜひ訪れてみてください。
清澄白河駅から歩いて3分。資料館通りに面した大きなガラス戸の向こうに、打ちっぱなしのコンクリートの壁、古家具の戸棚と橙色に照らされた酒瓶がずらりと並ぶカウンターが見えます。「いらっしゃいませお待ちしていました」と、サービス担当の矢沢路恵さんがいつものように迎えいれてくれます。 「わたしたちはこの店の2代目で、もともと前の山食堂の店主が大好きで手伝っていたんです。彼女はとても美人で強い人。でも決して自慢などしない謙虚さのある女性でした」そうお話しするサービス担当・路恵さんも、凛々しくて芯のある女性。いつもきびきび切り盛りしていて、お話する言葉には迷いがありません。 山食堂では、路恵さんが全国から選りすぐったお酒を提供し、パートナーの山谷知生さんが、国産の旬の食材をふんだんに使ったお料理を作っています。 お店は、だいたい水
曜日から日曜日の夜にオープンします。 「今までずっと飲食業界で働いてきたから土日の休みって何やったらいいのかわからなくて。だからランチもあけているんですけど、けっこうお客さんが来てくださるんです」たしかに、ここ2年ほどコーヒーとアートの街として盛り上がっている清澄白河。土日のランチタイムは観光のお客さんが多く訪れます。 しかし夜は一転。静まり返った通りにぽつりと灯る明かりのもと地元の常連さんたちが続々と訪れます。「予約してくださるとき直接お店に来てくれる人も多くて、それがうれしいんです」と路恵さん。かく言うわたしも直接お店に訪れて予約することがあります。 一度食事をすれば、地元の人たちが多く訪れる理由が分かるはずです。まずお料理が、どれも鮮やか。「スモーク帆立と金柑のサラダ」「鰆の幽庵焼き」「おそうざいの盛り合わせ」旬の野菜や魚や肉が、思いもよらない組み合わせで現れるので目にも舌にも驚かされます。 それからドリンク。お酒の強い人も苦手な人も、みんなが楽しめる豊富なメニューです。その中からお料理に合うものを、親しい友だちを紹介するように路恵さ
んが教えてくれます。わたしはお酒が大好きなので、いつも「日本酒3種類」を注文します。清澄白河にあるお店のなかでは珍しい、日本酒の飲み比べができるのもうれしいポイントです。 「よく”こんなメニューありませんか?”と聞かれるけど流行には興味がなくて。自分たちの好きなものしか出さないし、それが合わないのであれば他のお店へ行ってくれたらいい。何千何万とあるお店の中で1軒くらいこういうスタイルの店があってもいいと思うんです」 山食堂には世間に流されない確固たる”おいしさの定義"があるから、ハッキリと食事が記憶に残るのかもしれません。 その信念は、路恵さんが毎日書きかえている手作りのメニューからも伝わってきます。生きのいい文字が並ぶメニューは、まるで手紙のようにも見えます。 「手作り」といえば、山食堂のショップカードは活版印刷で作られたもの。なぜあえて活版印刷なのか気になって聞いてみると、こんな答えが返ってきました。 「わたしの父は活版印刷を仕事にしていたので、子どものころから活版印刷にとても馴染みがあって。その後、都内で活版印刷をしてい\xA4
訖佑鬚燭泙燭泙澆弔韻董▲轡腑奪廛ʔ璽匹鮑遒辰討發蕕辰討い泙后3菷念𣇄類世ǂ蚓匹い箸いΔ錣韻任呂覆い韻譴鼻⌆磴里茲Δ福票蟯屬鮴砲靴泙覆せ纏\xF6"を継いでいる人を応援したいし、いいモノには情熱を注ぎたい想いがあるんです」 ショップカードに印刷された「完全に家庭料理の店」の文字。山食堂はカフェとか居酒屋とか和食とか洋食とか...そういうくくりの中にあるお店ではなく、あたたかい人のつながりとおいしい食材との出会いの真ん中にある場所なんだと改めて気付かされました。純粋に心から「おいしい!」と感動できる料理とお酒に出会える山食堂。清澄白河へ訪れた際には、ぜひ訪れてみてください。
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