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2014年03月29日

史上最速でリーグ優勝を決めたバイエルンの強さの秘密とは?

ドイツブンデスリーガ第27節、バイエルン(アウェー)vsヘルタ(ホーム)。


史上最速の27節での優勝に王手をかけたバイエルン。 バイエルンは勝ち点74で断トツの1位。2位のドルトムントは勝ち点51なので、2位以下と大きく差をつけての独走である。


リーグ18連勝中、51試合無敗、63試合連続得点中と記録づくめである。 昨シーズン、史上最強と言われて優勝したが、今シーズンはグアルディオーラ監督の指揮のもとで昨シーズン以上の強さを見せている。


このゲームではマンジュキッチとリベリーはベンチからのスタートとなった。


ヘルタは勝ち点36で、9位。 日本代表の細貝は、今シーズンリーグ全試合に出場している。


両者の前回の対戦は第10節。その時は3-2でバイエルンが勝ってるが、今シーズンバイエルンから唯一2点以上を獲っているのがヘルタである。


前半立ち上がりからバイエルンが圧倒的にゲームを支配した。 6分、クロースの右足のシュートが決まり、バイエルンがあっさり先制した。


14分、ゲッツェのゴールで2-0となった。 完全なポゼッション、完璧なクロス、完璧なヘディングから生まれた得点だった。


バイエルンのポゼッションの凄さを示すデータがある。 前節のマインツ戦のパスの数だが、バイエルンが825本、マインツが224本と圧倒している。 このゲームでも、ヘルタはほとんどボールに触ることすらできない。


前半は2-0。ポゼッションはバイエルン76%、ヘルタが24%だった。


後半9分、バイエルンはミュラーに代えて今シーズンリーグ1位の17ゴールを挙げているマンジュキッチ、ロッベンに代えてリベリーを入れた。 19分にはシュバインシュタイガーに代わって、チアゴアルカンタラが入った。


20分、ヘルタのラモスが倒されてヘルタにPKのチャンスが訪れた。 これをラモス自らが決めて1点を返した。今シーズンリーグ2位の16ゴール目だ。


ラモスはコロンビア代表なので、ワールドカップ本戦で日本戦にも出てくる可能性があるので要注意だ。


34分、リベリーのゴールが決まって3-1となった。 ゲッツェとリベリーのパス交換から、最後はリベリーがループでキーパーの上を越えるシュートを決めた。


3-1のまま試合は終了し、バイエルンが2シーズン連続24回目の優勝を決めた。 27節までの成績は、25勝2分0敗。 79得点、13失点で得失点差が驚異の66と記録的な強さでの優勝だ。


今後はチャンピオンズリーグとドイツカップを制し、昨シーズンに続いての3冠を目指す。


バルセロナで数々の栄光を手にしたグアルディオーラ監督の就任で、ドイツのパワー・スピード・組織力に加えてバルセロナ式のポゼッション・パス回しが加わり手の付けようのない強さになった。 ドイツ国内にはもはや敵なしの状態だが、このバイエルン1強時代はいつまで続くのであろうか。







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