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2014年03月04日

イタリア・セリエA第26節 ユベントスvsACミラン

イタリア・セリエA 2013〜2014シーズン 第26節 ACミランvsユベントス。

セリエA第26節、世界が注目するミランとユベントスのビッグマッチが、ミランのホームスタジアムで行われた。

ミランに移籍した日本代表、本田圭佑にとって初のユベントス戦を迎えた。

16年前、ペルージャに移籍した中田英寿にとってセリエAデビュー戦の相手がユベントスだった。

当時のユベントスには、フランス代表のジダンやイタリア代表のデルピエロなどのスーパースターが在籍していた。

この試合で中田はなんと2ゴールを挙げ、鮮烈なデビューを飾ったのだった。

本田はどのような働きを見せてくれるのだろうか。

この試合、本田はベンチからのスタートとなった。

今シーズンのセリエAも残り3分の1となった。

ユベントスは、ここまで21勝3分1敗。まだ1回しか負けていないという、驚異的な強さを見せている。

しかも昨シーズンから、38試合連続得点中で首位を独走している。

チーム内の得点ランキングを見ても、テべスが14得点でセリエAトップタイ、ビダル11得点、ジョレンテ10得点と

2桁得点の選手が3人もいるというから驚きだ。

ミランはリーグ9位。チーム内得点ランキングでは、バロッテッリが10得点、カカが5得点を挙げている。

今年に入ってセードルフ監督に代わり、浮上を狙っている。

前半、互いに素晴らしい攻めの応酬が続き、両チームにビッグチャンスがあった。

ビッグマッチにふさわしい見応えのある、非常に熱い戦いとなった。

モントリーボの強烈なミドルシュートも、カカのミドルもユベントスのキーパーブッフォンに止められた。

さすがはイタリア代表の、いや世界を代表するキーパーだ。

チャンスの数もシュートの数もミランが上回ったが、得点には至らなかった。

前半終了間際の44分、ユベントスは芸術的なボールのつなぎからジョレンテが先制ゴールを決めた。

ミランが優位に試合を進めていた中で、一瞬でゴールを奪った形だ。

前半ミランの枠内にとんだシュートは8本あったが、全てキーパーブッフォンに止められた。

後半23分、テべスがすさまじく強烈なミドルシュートを決めて2−0となった。

20mあまりの距離があったが、無回転のぶれ玉のシュートを豪快に決めて見せた。

テべスの、セリエA得点ランキング単独トップに立つ15得点目。

これをお膳立てした、ピルロのパスも素晴らしかった。

25分、モントリーボに代わって本田が投入され、ボランチのポジションに入った。

しかし、得点に絡むような働きをすることはできなかった。

ユベントスはやはり強かった。

キーパーブッフォンを始め、イタリア代表に名を連ねる守備陣は実に安定している。

中盤ではピルロのゲームメーク、正確なパス。前線ではテべスの強力な攻撃力。

これで18試合負けなし、盤石で隙のない戦いをしている。

2位ローマとの差が広がってきており、いよいよ独走態勢に入った。

3年連続の優勝が見えてきた。

敗れたミランは順位を一つ下げて、10位に後退した。




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