隊員であったのでしょう。一応施設警備の
スペシャリストというキャリアだったかも。
交通誘導警備に比べれば、施設警備は安定して
収入のメドが立ちます。故に、一般にサラリー
マンと同じような気分になります。
入札で現場を失うリスクを考えれば、実質
日雇いの延長、1年単位の契約社員と変わらない
のが現実です。
会社が盤石で、幹部に気に入られていれば好きな
施設へ入れて貰える「特別待遇」を受ける隊員も
見てきましたが、蹴落とした隊員の恨みを買う。
施設警備という小さなパイを独り占めするリスク
は、これまでの記事で書いた通りですが、
果たして施設警備にハマるのが安定なのか?
もちろん、検定(2級以上)を持っていれば
食いっぱぐれる事はまずないでしょうが、
僕は生き方が下手だった。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」の
B社で経験したように、搾取の限りを受ければ
警備業界が嫌になってしまいます。
そこで、カテゴリ「警備とライフハック」で
紹介した警備員さんの生き方。
キーワードは「機動力」「期待されない」と
いったところ。
彼は交通2級検定を持ち、交通と施設の中間
(駐車場警備など)を得意としています。
軽自動車を持ち、遠くの現場にも対応可能。
体力は必要ですが、ゼネラリストとしての
キャラ確立に成功したようです。
僕とは別な意味で使い易い彼は、リーダー
には足りないという評価も獲得した模様。
これは皮肉ではなく、行く組織で期待ばかり
され、冷や飯食いといった搾取の対象になった
僕と比べてうまい生き様です。
結果、警備業界を遊泳するように渡り歩く
ことができます。敵も少ないようなので
これも武器です。
使う側と使われる側の「こんなもんだ」と
いう思惑が一致した、落としどころで働く。
過度な期待もされないので、出世も見込め
ませんが、そもそもこの業界(特に地場中小)
では出世は出来レース。
出世しても2019‐2‐11の記事のように、会社
の不祥事に巻き込まれ、実質業界追放の
憂き目に遭った同僚。
搾取されない秘訣は会社にとって使い易い
「現場の一兵卒」で、過度に期待されない。
僕はそれが許されない程煮詰まってしまった。
資格と経験からして、リーダーという名誉職の
責任を負わされ、疑似餌を目の前に搾取される。
どこの警備会社に行っても同じ扱いを受ける
のは分かり切った事です。人材育成と逆の事
を行っている業界に愛想が尽きました。
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