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2019年04月20日

警備業界内の格差(後編)

D社が何とか仕事を回せているのは、地元業界内で
仲の良い警備会社から隊員を融通してもらっている
から。



昨日の指導教育責任者の隊員らが移籍した会社は、
部長が地元警備業協会の講師で、検定資格者を
毎年コンスタントに出していました。



その会社とD社は仲が良く、取れた物件で隊員が
足りなければ、検定資格者を中心に融通してもらう
算段だったのです。



給料が下がるのであれば、拒否することもできるの
でしょう。しかし将来D社から復帰する事を視野に
入れた話であれば、グループ会社内での異動に近い
ものです。数年間の辛抱と割り切る隊員も。



入札の参加会社を見ると、さもありなんと思える
顔ぶれ。隊員が足りない事態をリスクヘッジ。
ただ検定資格者が中心という品質保証なので、
数的にはあまり多くはないようです。



給料が安くなるデメリットを、将来の業界内での
身柄安定と天秤にかけ、隊員に判断させる。



条件次第では移籍を拒否し退職の可能性もあり、
同じ警備の仕事でも待遇の格差が響いてきます。



給料は能力では決まらず、会社の実績と相場で
決まると聞いたことがあります。



地場警備会社は一族経営が多いので、給料含む
待遇は社長の鶴の一声で決まったりします。
社長の奥様が実権を握っている事が多いらしい。



優秀な隊員にそっぽを向かれれば、警備の質は
下がっていきます。最低賃金で使う考えを改め
ない限り、D社はじり貧になっていくでしょう。

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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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