厳しかった管財課係長も異動で交代。
警備隊の中にいくらか余裕が出てきた頃
僕はT子への想いが募っている事を抑えて
いることに気づいたのです。
ある当務の日、夜0時の巡回に出ると
水道局事務室で1人残業中のT子。
もうすぐ帰る状況であろうと思い、僕は窓の
戸締りをしておくとT子に告げたのです。
するとT子は僕を数秒間じっと見つめました。
僕の気持ちを分かっていたのでしょう。
午前1時過ぎ、T子は下水道課の男性職員を
連れて守衛室に事務室の鍵を返却に来ました。
深夜なので、女性一人では危険という
事かも知れませんが、僕など相手にされない
と当時は思い込んでいたのです。
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