今回は、警備員からの転職について
新しい環境に飛び込むのは勇気では
なく、ダークな情熱という話をします。
警備からの転職に限らず、転職には
リスクが付きまとうもの。
不満はあっても、今の環境を放り出して
まで、転職したくはない。リスクを
考えれば無理もないことです。
もう年だし、年金まで10年くらいなら
守りに入るのも無理はない。
僕が幸運だったのは、茹でカエルにされ
なかったこと。
そこそこの給与で、入札の時期は分かって
いて、ある程度の雇用は見込める。
不満はあるけれど、暮らしていけるから
このまま現状維持だ。
まさに茹でカエルにする、
使う側の戦略です。
僕はなぜこうならなかったのか。
使う側のエゴを、これでもかと
思い知らされた。おいしい想いを
するのは、要領のいい奴のみ。
要領が悪く、無駄に真面目だった
僕は使う側にとっていいカモです。
加えて経験もあり、検定資格も
持っている。ちょっと勉強すれば、
指導教育責任者資格も取れるだろう。
こうなると、あの手この手で会社に捕縛
しようとします。なぁに、辞めても
ビルメンテナンス業界から、出れやしないさ。
頻繁な現場移動、指導教育責任者
資格取得の命令。息もつかせぬシフト。
こいつは文句も言わずに
しごかれてくれるだろう。
要するに、舐められていたのです。
自分の掌で躍らせるには都合がいい。
しかし僕は、警備業界いや
ビルメンテナンス業界からの
脱出に成功しました。なぜか。
これまでの経験値に加え、ダークな
情熱が後押しした。ダークな情熱とは何か。
これ以上理不尽な目に遭うものか、
という経験に裏打ちされたもの。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」から
僕が理不尽の波状攻撃を受けていました。
警備業界内転職に失敗し、同業界脱出を期して
職業訓練に通うも、厳しい現実に阻まれ警備に
逆戻り。
仕方なく入った会社で、以前僕を退職に
追い込んだパワハラ上司と鉢合わせ。こんな
嫌がらせのようなシナリオがあったのか。
やっぱり僕は警備業界に居場所はない、
そう悟ったのです。
しかし、回想してみればこの嫌がらせのような
演出も、警備を含むビルメンテナンス業界から
脱出する燃料だった。
徹底的に理不尽な目に遭って、確固たる意志を
醸成するプロセスだったのです。
転職は生半可な決意ではできません。特に
異業種転職ならそうです。
そこには、燃料たるダークな情熱がいる。
結論として言いたいのは、理不尽な目に
遭った人ほど、警備業界からの転職を
考えてほしい。
またダークな情熱は、縁を引き寄せる
効果もあります。
最後に務めた警備会社に辞表を出し、次が
決まらないまま、ハローワークに行きました。
今思えば一か八かの賭け。
それでも、今の仕事に繋がる仕事に
ありついた。縁を引き寄せたに違いない。
もうこんな業界、嫌で嫌でたまらない。
この情熱が、ダークであっても縁を
引き寄せた。
理不尽な命令でも、真面目に業務遂行して
きたのもあったでしょう。サボろうと思えば
いくらでもサボれる業界ですから。
人生を変えるには、ここ一番でジャンプする
必要はある。だれだってジャンプするのは怖い。
その恐怖を超えるのは、勇気なのでしょうが
理不尽ベースのダークな情熱も、その代わりに
なり得る。
警備でそこそこ満足しているならば、無理に
転職しなくてもいい、年齢的にもきついなら
なおさらです。
しかし、それを凌駕(超える)するダークな
情熱があるなら、チャレンジする価値はあります。
なぜなら、それ相応の縁を引き寄せるから。
人が晩年になって一番公開することは
「もっと挑戦すればよかった」だそうです。
現状維持も悪くありませんが、どうしても
我慢できないものがあるなら、ダークな情熱で
突破を試みるのも、一考です。自己責任ですが。
その際は、プランBを用意するなど
リスクヘッジを行う戦略を立て、用意周到に
臨みましょう。
しじみエキスWのオルニチン
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