僕が警備員を辞めた理由

チャンスは平等に回ってくると
言われますが、本当でしょうか？



今回はチャンスに恵まれやすい人の
特徴と、そうなるにはどうすれば
いいかについて、語ります。



皆さん、何となく感じているかも
しれませんが、チャンスは人柄が
良い人に多く回ってくる。



タイトルにあるように、愛想のいい人
ノリのいい人に、チャンスの女神は
振り向きます。



いや、要領のいい奴が美味しいところを
持っていくんだと、反論する人がいるかも
しれません。



気持ちは分かります。僕もそういう
人たちの後塵を浴びてきましたから。



しかし、長期的に見ると
口が立ち、要領のいい人は敵も少なく
ないのです。



おまけに、ここ一番のチャンスを
つかみ損ねたりします。過去記事：
要領のいい奴には（後編）をどうぞ。



それでは、愛想やノリののいい人
とは、どういったものなのでしょうか。
キーワードは「素直」



クライアント側や上司・先輩の助言を
聞いて、素直に実践すれば
「こいつは可愛い奴だ」と思われる。



助言と言っても、あまりに的外れで
実行に大きなリスクが伴うなら
ともかく、とりあえずやってみる。



この「とりあえず」といったノリの
良さが、チャンスの巡りを良くします。



逆に、頑固に自分の観念に囚われて
実践しないと、なかなか運は開き
ませんね、僕がそうでした。



愛想よく、言われたことを素直に
実践する。これもスキルのうち。



ただ助言してきた人が、いまいち
なので、実践はやめておこうと考える。
無理もないことです。



しかし、その背後に実力者が控えて
いるかもしれない。人間関係はどこで
どう繋がっているか、わからない。



気に入られることで、より力の
ある人間関係や、価値の高い情報に
ありつける可能性もあるのです。



若い時は、チャンスなんていくらでも
巡ってくるさ、焦る事はないと考えがち
ですが



中年になってくると、力のない自分に
ため息をついたりするものです。これ
僕の事ですが。



自力で川下から上がっていくよりも、
優秀な人に川上に引き上げてもらう
方が、格段にコスパ・タイパがいい。



一方で、自分は警備業界にいつまでも
居る気はない。業界内でいくら人脈を作って
も、無意味だという声もあるでしょう。



それはそうです。実際僕も、警備業界脱出に
際しては、警備時代の人脈は活きていません。



但し、愛想を良くすることに気づいた事で
次につなげるという結果を得た。



僕が最後の警備会社を辞めて、
とりあえず就いた仕事は、
児童福祉施設の臨時職員でした。



守衛さんのような仕事で、時間も短く
長く勤める仕事ではないように思え
ましたが



そこでの出会いが、今に繋がっている。
全ては縁のなせる業（わざ）。



緩い仕事に就いたことで、自分を取り
戻したという効果もあったでしょうが、
腐ることなく、次を目指すことができた。



気持ちを前向きに切り替えることが
できたのです。内面を変えれば愛想も
変わり、未来（縁）も変わります。



自分の性分と思っていたが、環境が
変わることで、実は違っていた。
本当の自分ではなかった。



ブラック企業は、人間の性根さえ
歪めてしまいます。



愛想を悪くせざるを得ない環境からは、
脱出を検討しましょう。



要するに、僕は警備業界からの
脱出に際し、愛想を取り戻す環境と
いう、ワンクッションが功を奏した。



警備時代のささくれた気持ちの
ままでは、業界脱出も厳しかった
でしょう。



それがどれだけ恵まれていたか。
自分は運が良かった。



それを引き寄せたのは、俺は絶対に
警備業界から脱出するという情熱。
ダークな情熱かも知れません。



ただ今の精神状態では、業界外転職は
おぼつかないから、ワンクッション
よろしく働ける環境を目指そう。



自分はこうなりたい、という強い
情熱が、将来の環境に適合する自分に
なれるようにしてくれた。



なので、自分は愛想よくしようと
努力するより、愛想よくいられる
環境に入ればよろしい。



児童福祉施設でのアルバイトは、
警備時代のギスギスした人間関係から
回復させる、リハビリだったのです。

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