僕が警備員を辞めた理由

一年発起して、自分の人生を変えよう。
そう思った人も少なくないはず。
しかし、現実は厳しい。



今回は、自分（の人生）を変えようと
するならば、個人の努力に頼るよりも
仕組みを利用した方が楽、という話です。



僕はかつて失業していた時に、資格を
取って、流れを変えたいと思っていました。



まずは、危険物だ。乙四の参考書を
購入して、自分で勉強しました。



しかし、僕は要領が悪かったので
比較的簡単な、危険物乙四の試験に
落ちてしまったのです。



時は流れ、カテゴリ「暗中模索編」で
職業訓練校に行きました。



訓練校では、危険物乙四受験の
サポートがあり、参考書を一括で
注文し、補講もあったのです。



そのおかげで、満点に近い点数が取れ
合格できました。



僕は訓練校では電気科だったので、
第二種電気工事士の資格取得を
目指していたのですが



カリキュラムが受験対策に沿っており、
実技試験対策では、電工廃材もふんだんに
あり、教官に質問もできる。



道具は、訓練で使っているものを
持ち出して使ってよいとのことだった
ので、コスト的にも恵まれてしました。



上記を、個人でやろうとしたらどれだけ
かかるのか。もちろん通信教育や動画の
セミナー等もあります。



それでも、練習し放題・質問し放題で
失業給付を受けながら練習できる環境は
はるかに恵まれています。



これに勝るのは、工業高校の電気科くらい
でしょう。



実技で落ちても、来年受験する資格は
得られますが、この環境で練習しないと
後がないと、一発合格にこだわりました。



要するに、仕組みに乗って行う方が
個人でやる努力より、はるかに
パフォーマンスが高い。



ちなみに、訓練校でサポートはして
いませんでしたが、２級ボイラー技士
について、おすすめの参考書があり。



こういった情報が入ってくるのも、
訓練校ならではですね。



訓練校で一括購入した、危険物乙四の
参考書と同じ会社です。



詳しくは過去記事
「危険物取扱者資格取得のすすめ」
をどうぞ。



人生を変えるには、個人の努力に
レバレッジがかかる仕組みに乗る事。



レバレッジとは投資用語で、テコと
いう意味ですが、何倍にも増幅する
効果があります。



訓練校は皆同じ目的（資格取得）に
向かっているのですから、やるしか
ないわけです。



お互いの情報交換もできる。切磋琢磨
する環境でもあるのです。



では、僕のように目的がはっきりして
いないと、職業訓練のような仕組みは
利用価値はないのでしょうか。



これは個人の戦略次第、と言えます。
人生を変えるまではいかなくても
モラトリアムとして利用する。



モラトリアムと言いましたが、悪く
言えば時間稼ぎ。履歴書の空白期間を
作らないための戦略です。



その場合は、入りやすい不人気訓練科を
選ぶという方法があります。



職業訓練は必ずしも、訓練科に関連した
仕事に就く必要はありません。元の
仕事に戻る人もいます。



半年間の訓練でも、忙し過ぎた日常を
リセットし、学生時代の生活サイクルに
戻れるのです。



警備に戻ったとしても、訓練校で
何がしかの資格（危険物乙四など）を
取得すれば、仕事の幅が拡がります。



セルフスタンドの夜間監視員や、
油槽所の夜間当直員などの仕事に
アクセスできる。



また電気工事士を持っていると、
消防設備関連の資格を取る近道に
なったりします。



資格を取るという目的でも、訓練科を
問わず、職業訓練の環境は最適です。



資格を取りたいから、訓練校を目指す
のも悪くない。その際、入所時期や
サポートについてもリサーチしましょう。



ただ、訓練校には入所試験があり
倍率の高い訓練科もあります。
戦略的に対処する必要が。



詳しくはカテゴリ「警備員を辞めたい
人へ」をどうぞ。



人生を変えるには、仕組みを利用する
方が圧倒的に楽ですが、その仕組みに
乗る努力は、個人で行う必要があります。

スキマ時間で楽しくポイントＧＥＴ｜マクロミル