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2024年09月01日

他人をコントロールする思惑





今回は過去記事「人は命令では動かない」
の続きであり、コーチングに関する注意
喚起でもあります。



元プロ野球選手であった、
G.G.佐藤さんの逸話より。



アメリカの打撃コーチは、一番朝早くに
来て、一番最後に帰る。ずーっと選手の
練習を見ている。一向に教えてこない。



打撃練習をしていても、見てるだけ。
お前教えて来いよ、仕事しろよと思った。



ある時タイミングの取り方がわからなく
なって、そのコーチに聞きに行った。
タイミングの取り方を教えて欲しい。



コーチは待ってましたとばかりに
アタッシュケースの中から



G.G.佐藤の資料を準備万端で、
連続写真とかを持っていた。



コーチは、これが良い時悪い時
今こうなっているからこうした方がいい。
と教えてくれた。



この資料、俺が聞きに来なかったら
使わなかったのか?とコーチに聞くと
答えはYES。



求めてこない者に対して教えても
意味がない。




そのコーチが良く言っていたのは、
日本人コーチはもしかしたら、選手を
コントロールしようとしてしているのでは。



人をコントロールすることはできない。
自ら求めない限り、行動することは
ないから



内発的動機付けを、如何に生むような
関わり合いをしなきゃいけないんだ。
アメリカは自分に考えさせる文化だと。



考えて分からなくなって聞きに来た時に、
指導者はそのアドバイスに応えてあげる。
導くリードマネジメント。



逸話は以上です。



指導者やリーダーは、相手を自分の意に
従わせよう、コントロールしようと
思っていないか。



それ以前に、内発的動機付けを、
如何に生むような関わり合いをしなきゃ
いけないのではないか。



関係性が歪めば、指導の結果も歪む。
僕も身につまされるところです。



警備では、いくら指導してもどうにも
ならない部下もいる。僕も経験で
分かっています。



ただ、プロの自覚があり伸びようとする
部下に対しては、対応を留意したい。



指導の云々以前に、部下とどう向き合うか。
今回はそんな話でした。
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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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