タイトルを見て、何と不届きなと
思われた人もいらっしゃるでしょう。
僕が警備員から転職をしたのは、
楽をしたかったから。
今回は、楽をするための転職もある
という話です。
皆さんは、警備員は楽な仕事と思い
ますか?YESと答えた人は、相当
ブラックな環境から来たのでしょう。
警備員が楽でない理由は、次の2つ
です。
@顧客の生命と財産を守る仕事
A顧客を選べない仕事
@は、ミスをすれば人命に係ります。
交通誘導警備の片側交互通行業務が
分かりやすい。
片側交互通行は、交通誘導警備の代表
的な業務です。
やってる事は、車両を止めて流しての
繰り返しですが、規制区間から車両が
出てきたり、歩行者の誘導もあります。
規制区間の両端で警備員同士、ペアを
組んで行う時は、両者の連携も大事。
無線を使うこともある。
連携が乱れたり、最悪警備員同士で
喧嘩になることもあります。
そうでなくても、気を抜いた時に
車両接近に気づかなかったり・・・
年明け〜年度末の繁忙期には、休み
がないどころか、睡眠時間を犠牲にして
業務遂行するケースもあり。
他人の生命を守る、安心を売る仕事は
責任が重い。その職責に見合った報酬
は払われているのでしょうか。
これが施設警備だと、労務管理的には
比較的恵まれています。交通誘導より
は、ネジを緩める機会も多い。
しかし、クレームの矢面に立たなければ
なりません。
Aの、顧客を選べないキツさがある。
官公庁や商業施設などは特にそう。
対応を誤れば、警備会社ごと変えられる
リスクもあります。
そういう意味では、雑踏警備も過酷です。
不特定多数の人を相手にしなければ
ならない。
コロナ前から、花火大会の中止が相次いだ
のも、する人がいないから。
僕が言いたいのは、警備より楽で実入り
のいい仕事もある、ということ。これに
気付こう。
警備からの転職、特に中年からだと
行先は多くはありませんが、高望み
し過ぎず、丹念に探せばある。
例えば、過去記事「空港の仕事」
駐車場管理の仕事です。駐車場警備
と違うのは、警備業法の縛りがない。
駐車場管理と駐車場警備では、責任の
度合も変わって来ます。
警備の経験や知識を活かして、より
好待遇の仕事に就くのも可能なのです。
交通誘導警備は、足腰が壮健でないと
続きません。繁忙期を乗り切る体力も
要る。
施設警備も、変則シフトに対応する
体力が要ります。誰かが急に休めば
代勤をしなければなりません。
ちなみに施設警備は交通誘導に比べ
勤務時間が安定して、給料の計算が
できるメリットがありますが
拘束時間が長く(24時間の当務が
一般的)、休憩時間が勤務時間から
引かれているので
1勤務あたりの日給を拘束時間で
割ってみると、がっかりする事も
しばしば。
仮眠時間も、手待ち時間として
賃金が発生すれば少しはマシなの
ですが。
結論として、警備からの転職では
自分にとって楽に働ける環境は何か。
これをテーマにしてもいい。
しかしですよ、ただ楽をしたいという
発想では、転職の神様(?)は叶えて
くれないかもしれません。
楽をする為に、条件のようなものが
あります。それは何かと言えば、
新たな生き方の実験を行う事。
副業でもいいし、マイクロ起業でも
いい。1円でも自分で稼いでいれば
合格。まずはそれを目指す。
警備員時代、周囲は飲む打つ買うの
話題ばっかりで、副業や投資の話は
皆無でした。
新たな生き方の実験を行うために、
楽をできる環境を捜す。
自分の望む生き方が、警備では実現
困難と思ったら、転職で道を開く
方法もあるのです。
怖いのは、自分は警備しかできないと
いう思い込みで、視野が狭くなり
生き方まで狭まってしまうこと。
そうなると幸福度まで下がってしまう。
頑張りすぎて行き詰まり、疲れた時が
気付きのチャンスかもしれません。
楽をするための転職もある事を。
アンケートサイト i-Say
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