今回は過去記事「出戻りも悪じゃない」
の続きです。過去記事とは少し違う
視点で出戻りについて語ります。
警備業界で、復帰の誘いがあるという
事は、何を意味するのか。警備以外の
仕事でも通じる部分があるでしょう。
まず、辞めた組織から戻ってきて欲しい
とオファーが来るのは、素晴らしい事
です。自信を持っていい。
もちろんブラック企業や、労働力を安く
買い叩きたいという阿漕な会社からなら
願い下げですが、そうでなかったら。
僕も2回ほど、復帰のオファーが来た
ことがあります。
1回目は、最初に勤めた地場中小警備
会社の社長からです。
既に別のビル管理会社で警備に従事して
いたので、丁重にお断りしました。
次は、3か月ちょっとで辞めた別の地場
中小警備会社。
携帯の留守電メッセージに出戻りを
匂わすメッセージが。ブラック企業
だったのでフルシカト。
その数年後、同じ会社からまた僕の
携帯に電話があったのです。よく
覚えていたもんだ。
かつて僕が従事していた、地元市役所
の警備を落札したらしい。当時別の
仕事に就いていたので、またシカト。
施設警備2級を持っていたので、それを
覚えていたのでしょうか。
当時は、戻ってこいオファーが来るのが
嫌でした。誰が戻るもんか。
しかし、回想するに戻ってこいオファーは
以下の要素がないと、発生しません。
@警備に従事して、トラブルが少なかった
A人間関係で、敵が少なかった
B変な辞め方をしなかった
@は、警備では最も価値ある成果です。
最初に戻ってこいオファーをした社長も
これを評価してのことでしょう。
Aは、元同僚から復帰のオファーが来る
場合があります。人間関係で敵が多ければ
そんな事はあり得ません。
B辞める時に、不満爆発なのか突然来なく
なってしまう人がいます。社会人として
痛い辞め方は、禍根を残します。
要するに、社会人として全うな振る舞いが
出来ていたかどうか。
もう一つ大事なのは、辞めた職場の人間関係
が、財産になっているという事なのです。
但し、公明正大な組織であることが前提。
業務を忠実に遂行し、敵を作り過ぎず、
綺麗な辞め方をする。警備では以外に
難しい。
辞めた会社なんて、どうでもいい。後は
野となれ山となれ。と普通考えがちです。
だけれども、誰か味方がいる状況は人生
の難易度を下げるもの。
僕のように、警備業界ではもう従事しない
と決めていても、人脈として財産価値が
あります。
ブラック企業ならともかく、戻ってこい
と言われる人材になれるのは素晴らしい。
それだけ、困った隊員が多いのです。
警備隊内の権力闘争に躍起になって、
人脈という財産を失わない配慮も
大事です。
さて、実際に戻ってこいオファーが
会った時に、戻るべきかどうか。
例えば、自分が退職の原因になった
人が辞めて、同僚から呼び戻される
ケース。
かつての仲間と、一緒に仕事をしたい
なら、戻るのもやぶさかではありません。
復帰先での立ち位置、人間関係が読める
なら、戻ってもリスクは少ないでしょう。
最後に、戻ってこいと言われるのは
少しずつ信用を積み重ねたからに
他なりません。
オーナー社長が戻ってこいと言っても、
元同僚が戻ってこいと言っても同じ事。
愚直に業務を遂行し、人間関係に配慮
して、自分の言い分ばかり言わず、
クライアント側の利益まで考える。
これと真逆なのが、警備現場で隊員同士
喧嘩すること。警備業全体の信頼を失墜
させます。
会社によっては懲戒処分もあること
でしょう。
かといってすべてとは言いませんが、
警備で喧嘩にならない配慮を
するのは、とてもきついものです。
声の大きい者、自分の言い分を通した
者が勝つ。もはや与太者の世界。
大人の対応をした方が、冷や飯を
食わされ擦り切れてしまうなんて事も。
そんな職場からは、脱出を検討しま
しょう。
長く勤めるほど、敵が増えていくのか。
それとも、人脈となるような味方が増え
ていくのか。
自分を知り、先を見据えた行動が貴方の
未来を創ります。
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