皆さんは、無理難題でもこなすこと
に価値を感じていないでしょうか。
僕も乗り越えた足跡は財産になる、
と思っていますが、これも諸刃の剣
かもしれません。
今回は、不当に搾取する組織からは
早めに撤退しましょう、または避け
ましょう、という話をします。
予算がない、人員がない、体制側の
サポートもない(乏しい)。
こんなないないづくしの中で始まった
プロジェクト。あるのは命がけでやれ
という精神論。
カテゴリ「施設警備〜市役所葛藤編」は
まさにそうでした。
まぁ部隊全滅をしない程度に補給がある
といったところでしょうか。
クライアント側である、市役所管財課
係長の、厳しい指導により警備隊は
軌道に乗りました。
施設警備の素人集団でも、恐怖型マネジ
メントを用いれば、形にはなります。
ところが、市役所警備落札の立役者で
あり、何かと我々の力になってくれた
K部長は、会社幹部と揉めて退職。
体制側がボロボロになっていくプロセス
でよくある話です。一番の功労者が金属
疲労よろしく去っていく。
しかし、それでも会社は回る。
ただ、回るからといっても質が下がって
行きます。らせん状に下がるイメージ。
会社としても収益が下がって行く。
かつての勢いがなくなり、減速していく。
それでも既得権益者にとっては美味しい
環境でしょう。
無理難題を乗り越える事自体は、悪いとは
思いませんが、それに対して報えない組織
はどうしたのものか。
人を弄べば、徳を失う。
物を弄べば、志を失う。
出典は中国古典「書経」ですが、戦国武将
立花道雪が、主君である大友宗麟を諫めた
時の言葉でもあります。
部下を消耗品のように扱えば、一時的に
利益は上がっても、やがて反動が来る。
いわゆる組織の運が下り坂になっている
訳です。こんな職場で働くのはお勧め
できかねます。
現場がボロボロでも、形だけ回っている
組織も少なくないのです。
見分け方のヒントを紹介すると
@人材の質が下がり続ける
Aエグい口コミが多くなる
@は、来る人来る人短期間で辞めて
行く(おおむね1年以内)。
続かない人ばかりが来てしまう。
使えそうな人も辞めてしまう。
これは組織に、人材を確保する徳が
枯渇しているからです。
Aは、インターネット掲示板で容易に
見ることができます。
辞めた人間の恨みつらみに触れるのは
いい気持ちはしませんが、ブラック企業
ならば納得。
こんな生の声が多く発信されていても、
ブラック企業に人が集まり続ける限り、
続いていきます。
それは、自分は大丈夫といった恒常性
バイアスのなせる業。
または、ネットだから誹謗中傷は
当たり前という、思い込みもあり。
また、ハローワークや無料求人サイト
に出っぱなしの求人も地雷である可能性
が大ですね。
ついでに釣り求人の話もします。
警備で言えば、交通誘導警備しか
持たないのに、施設警備員を募集。
入ってみると、施設警備は取る予定
だが、今はないから交通誘導警備に
従事してくれないか。
これを真に受けて、延々と交通誘導
警備に従事することになったりする
のです。
話が違う、と抗議しても後の祭り。
嫌なら辞めなさいが使う側のスタンス。
本当に施設警備に従事したければ、
現場に行き、警備している会社名を
確認しましょう。
それでも、人気のある施設警備は
ほとんど人が辞めないので、外部に
求人が出るのはかなりレアです。
特に公共色の強い施設では、配置基準
と言って、検定資格者を一定数置かな
ければならない縛りがあります。
最後に徳が乏しい組織は、「話が違う」
や「約束を反故にする」という特徴が
当たり前のように見られます。
だからこそ口コミサイトで罵詈雑言の
嵐なのでしょう。
今はネットの時代です。もちろん
玉石混交だけれども、生の声に触れ
られるのは、インパクトがあります。
不当に従業員を搾取して、徳を損ねて
いないか、という視点で見るのも
悪くありません。
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