タイトルの、保育士さんの一斉退職が
社会問題となりつつある中で、警備員を
含めた働き方改革について観ていきます。
保育士の一斉退職。この背景には
待遇の悪さはもちろん、上司からの
パワハラも。
モンスターペアレントといった、保護者
からの攻撃もあります。本来なら経営者
の問題ですが、責任を取らないのか。
一見、無責任に見えるこの一斉退職ですが
これを実現できるのはどうしてでしょうか。
保育士さんは、転職先がすぐ見つかる業界
のようです。これは警備と似ていますよね。
そして、離職されて困るのは園の経営者。
もちろん顧客である子供たちや保護者にも
影響は及びます。
子どもたちの生命を守る重責に見合った
待遇ではない。加えて上司からの理不尽
な要求が積み重なって離職していく。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社時代を思い出します。
外資系保険会社ビルを警備する、全国規模
のビル管理会社であるB社。
地元には現場が1つしかなく、入札で負け
撤退=解雇になります。それともう一つ
深刻な問題が。
地元に現場(警備する施設)が1つしか
ないため、全国規模の会社であっても、
隊員の融通をすることができない。
これはどういうことかと言えば、例えば
誰かが長期離脱になった場合、他の施設
から応援を呼ぶことができません。
シフトは過密になり、労基法は蔑ろになり
ます。複数名の離脱があれば労基署の
お世話になるでしょう。
詳しくは上記カテゴリを参照願いますが、
隊長のパワハラは酷いものでした。
後で聞いた話ですが、僕が辞めた後
ある隊員が隊長のパワハラに対し、
抗っていたと。
ある隊員はもう一人、仲のいい隊員と
徒党を組んで「クビというなら、もう
一人辞めるけど、それで現場回るの?」
2人同時に辞められると、契約上シフトに
入らない隊長が穴埋めに入っても、勤務を
回すのは困難になります。
要するに一斉(複数)退職を武器に、
団結を以て対抗したのです。
貧乏くさいものですが。
こんなせめぎ合いをする職場が、長続き
するわけがありません。クライアント側
の信用を失い、臨時入札でTHE END。
ただこれは、警備業界内での転職を考え
ているなら、ベターな方法ではありません。
というのは「本当にそんな事をしたら、
警備業界で行くところなくなるぞ」と
いう上司からの恫喝もあり得るからです。
恫喝の応酬をするくらいなら、さっさと
辞めて別の職場を捜す方が生産的です。
保育士さんはこういった考えなのか。
責任に見合わない待遇、上司からの
パワハラ・・・これらは保育士さんと
共通しているようです。
それでは一斉退職を武器に、抗うのは
警備業界では得策ではないなら、
どうすればよいのでしょうか。
第一は僕のように、警備業界外に
脱出する。全てをリセットする究極の
必殺技です。
リセットと言えば、退職して次の仕事が
決まっていないなら、職業訓練がお勧め
です。
職業訓練に行くには条件があります。
詳しくはカテゴリ「警備員を辞めたい
人へ」をどうぞ。
もう一つは、他人の力を借りる。
これは労働組合や一人でも入れる
ユニオンを利用することです。
これらはピンキリなので、吟味が必要
ですが、警備業界を離れたくないなら
これが一押し。
但し、粘り強い交渉と地道な活動が
要ります。待遇改善には時間もかかる
でしょう。
それでもイオンディライト警備のように
仮眠時間を労働時間と認めさせた例も
あります。
労働組合やユニオンは、こういった実績
もチェックしましょう。
最後に一斉退職であれ何であれ、業界を
改善するインパクトが必要なご時世である
ことは間違いありません。
それだけ世の中が閉そくしいる。
地道な改善も意義のある事ですが、社会
問題として提起する、そんな行動も必要
ではないかと。
保育にしろ、警備にしろ「誰にでも
できる」仕事といった、社会的強者の
作った認識を変えていく必要があります。
うっかり対策にDHAサプリメント「きなり」
↑詳細はクリック
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image