仕事やビジネスにおいて、長所となる
のが、メンタルの強さと言われますが
果たしてそうか?という問題提起です。
SNSである警備員さんの投稿を
見かけました。
「自分はメンタルが弱くて落ち込みやすい
自分が受け入れられませんでした。でも今は
メンタル弱いままが良い!と思っています。
メンタルが弱くて傷つきやすいからこそ、
人の痛みが分かり、人の気持ちに寄り添え
助け合う仲間ができます。
メンタルの弱さは人として生きていく上で
最強です!!」というもの。
短所の裏に長所あり、といわれます。
このケースはまさにそうでしょう。
但し、これを活かすにはコーチングする
上司に恵まれる、という条件が付きます。
かつて平成の大エースと呼ばれた、巨人軍
の斎藤正樹投手。
彼は投手として気弱な度胸の無さを悩んで
いたそうです。
それを見抜いた当時の藤田監督は、
「お前が気弱なのは、いろいろ考える
からだ」と諭します。
このコーチングが功を奏し、その後の
大活躍に繋がるのです。
もう一つ、映画に出てくる架空の人物で
ハンニバル・レクター教授の言葉。
君は恐怖の虜だだが勇気はある
私を捕まえたのは君と私が似通ってるからだ
想像力がなきゃ私も君も世の間抜けどもと同じ
想像力の支払う代償は恐怖だ
その重荷を軽くしてやろう
ハンニバル・レクター教授は映画
「羊たちの沈黙」などに登場します。
上記のセリフは「RED DRAGON」
(2002 米)からのもの。
想像力の代償が恐怖だ、と言っています。
精神科の教授らしく、深い考察です。
翻って警備の現場は体育会系にオラオラ
上司が牛耳っている事が多い(私見)。
そんな上司の下では、冒頭で紹介した
隊員の良さを引き出せないでしょう。
警備でいう「メンタルの強さ」は個人的に
蛮勇に近い。そう思います。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のC社で、僕を退職に追い込んだ自己愛的
人格障害の上司。
僕の気の弱さをあげつらい、傍若無人ぶり
を披露していました。
相手の気持ちを考えない精神的暴力は
もはや犯罪です。それが気が強いと
いうのか。
そこまで行かなくても、警備では現場で
人を抑えたものが美味しい想いをします。
手段を選ばず人を抑えることは、社会人
としていかに浅ましいか、その想像力が
欠けています。
そういった人は、警備員であり続けるしか
ありません。ヒンシュクを買うリーダーと
して。
いや、リーダーにも値しないでしょう。
というのは、彼らの思考は自分の言い分を
通したい、だけど責任は取りたくない。
そんな輩に抑え込まれても、落ち込む事は
ありません。彼らの社会人としてのレベル
を見れば当然です。
まとめると、メンタルの弱さだって長所と
なり得る。
但し、その良さを引き出してくれる上司の
コーチングが必要。
警備業界が人材不足と言われているのは、
上記の様な隊員の良さを引き出す上司が
少なすぎることにあります。
体育会系のノリで蛮勇を振るうことが、
強さと勘違いしているうちは、改善は
難しい。
警備で重要なのは、ノウハウの蓄積です。
特に施設警備はそう。後は職責への理解。
業界を挙げて改善に腰を上げないと、
人材不足に拍車がかかるのでは。
というのは、警備業法の縛りを受けない
管理業務(ホテルや病院などの守衛職)
に人材が流れていってしまう。
警備業界からの転職は、知識や経験以上に
社会人としてのレベルを厳しく見られます。
現場の中でだけ蛮勇を振るっている隊員に
チャンスはない。彼らには第三者から
見られている、という意識が欠落している。
警備であっても交通誘導なら現場監督、
施設ならクライアント側や清掃・設備
担当などの、社外の目があります。
社外の人から見て、別の仕事でも通用する
と評価されれば、転職(自己責任で)も
悪くありません。
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