僕は本ブログで、警備を長く続けるなら
１号業務（施設警備）にできるだけ早く
就くべきと言ってきました。
だからといって、２号業務（主に
交通誘導・雑踏警備）が劣るという事では
ありません。今回はこれがテーマ。
2号業務のメリットは３つ。
①就業のハードルが低い
②施設警備に比べ拘束時間が短い
③一回一回完結する仕事
２号業務はほぼ外での勤務になります。
足腰が壮健など、体力も必要。
２号業務は労務管理が全てといっても
過言ではありません。使う側の腕の
見せ所。
年明け～年度末は恐ろしく忙しく、
昼→夜の連勤やはぼ一か月間休みなし、
という人もいます。
その代わり、年度が変わって数か月は暇に
なったりする訳です。
上記のような勤務時間と収入をできるだけ
平らにする、安定した労務管理が２号業務
隊員の定着率を決めます。
管制側としては、業務（収入）の平準化と
現場隊員の配置の妙が永遠のテーマ。
ここから２号業務のメリットの核心に入って
行きます。
①就業のハードルが低いことについて。
２号業務は慢性的に人手不足のようです。
離職者が多いから。
かつても僕のように、長期間定職について
いなくても、受け入れてくれる可能性大。
これはバイト感覚で就業できる、ということ。
向いてなかったらすぐに辞めればいい。
もちろん続いたら職歴になります。
警備には正規雇用といった概念が薄いです。
非正規、悪く言えば日雇いの延長。
社員と言わず、隊員といったりします。
また「人間関係に配慮してくれる」
メリットも見逃せません（会社次第）。
すなわち、相性の合わない隊員同士は
現場で組ませられない。事故に直結します。
僕が最初勤めた警備会社A社では、
交通誘導隊員の配置票に、変なマーク
がありました。
組ませられない隊員同士、矢印が引いて
あって✕がつけてある。
僕が聞いた話では、組ませられない隊員を
ミスにより配置してしまった事があった。
当然、隊員同士ケンカになり一方が業務放棄
して帰ってしまったそうです。急遽知人が
応援に駆り出され、大迷惑。
事故に繋がれば、警備会社の信用問題にも
なります。２号業務は１号以上に人間関係
への配慮が必要なのです。
この辺はひっくるめて言えば、労務管理の
問題です、なので労務管理の適当な警備会社に
入らない事です。
自分は陰キャだから、と思っていても
現場で組めばいい相棒に巡り合えるかも
しれない。
仕事以上に、仲間が楽しい事を味わえば
続けるモチベーションになったりします。
②のメリットとしては、あくまで一般的比較論
ですが、同じ賃金で比べるなら、施設警備より
拘束時間が短い事。
というのは、半日で現場が終わっても
１日分貰えたりするからです。これは
会社によってまちまちです。
現場工事が早く終わって、平日の時間を
有効に使えるメリットもあります。
ただ地方だと、施設警備の給料を交通誘導
警備ベースで決めている会社もあるので、
同じ時間働いても、メリットがなかったり。
そして③です。これは以前書きましたが、
「一回一回完結する仕事」なのです。
どんな仕事も懸案事項は残っていきます。
完璧にやった事でも、後からボロが出て
きたり。
１号（施設警備）業務も懸案事項はずっと
引き継がれていきます。誰々が出禁とか
要注意人物とか。
まぁ他の仕事に比べれば少ないものですが。
しかし２号業務、特に交通誘導警備では
事故やトラブルなく現場が終われば、それで
完結します。工事が１日で終わらなくても。
現場監督に伝票を書いて貰い、解散。
なんとも言えない清々しさです。
足腰が壮健で体力があり、危険回避のセンス
（これは後から学べます）に長けている人。
短い拘束時間で施設警備より稼ぎたい人。
これも会社（労務管理）次第ですが。
あまり人間関係に気を遣わず、現場現場で
完結する仕事が性に合っている人。
危険と隣り合わせの仕事ですが、交通誘導
で得たセンスは、駐車場警備にも活かせます。
最後に２号業務で、長くやって行こうと思う
なら、交通誘導警備２級の検定取得をお勧め
します。国家資格です。
上記資格を積極的に取得させている警備会社
に入りましょう。教育サポートも手厚いはず。
２級検定者がいないと、工事ができないと
いった、配置基準も年々厳しくなってきて
います。
警備に限りませんが、資格がないとできない
仕事は増えてくるでしょう。芸は身を助く、
と言うよりライセンスは身を助く、ですね。
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