B社時代のエピソードを紹介します。
外資系保険会社ビルを警備する、ビル管理
会社であるB社。地元では破格の待遇。
それがリーマンショックを機にブラック企業
としての本性を現すのですが、2人クビと
なったうち、一人の隊員についての話です。
歳は50前後、彼は旧帝国大学を出ており、
パソコンはオモチャと言い切るほど
使いこなしていました。
高校生になる子供がいるが、携帯電話
(当時はガラケー)は持たせないと
いう教育方針も披露。
知識や言う事も立派なのですが、何で彼は
警備員、それも末端の一兵卒で入って
きたのか?
前職も別の警備会社で、現場の隊員をして
いたそうです。ただ検定などの資格は持って
いなかった模様。
警備であっても、彼ほどの学歴や知識が
あれば経営幹部や、管制など事務所の
業務をしていいはずなのに?
それどころか、リストラの対象になって
しまうのはどうしてなのでしょうか。
上記カテゴリで書きましたが、2人クビの
表向きの理由は、防災センターのパソコンに
外からのソフトを持ち込んだから。
それに関連して、パソコンに詳しい彼は
あるいけない事をやっていたようです。
以前防災センターのパソコンで、某隊員が
夜間勤務時、エロ画像を見ていた問題が発覚。
B社は対処として、ヤフーなどの
ポータルサイトのトップページにロックを
掛けました。
これでニュースや天気予報などしかアクセス
できないようになったのです。
これは隊長など一部の人間しか知らないパス
ワードで解除できるのですが、前出の彼は
それを使わず突破する方法を使っていました。
僕も詳しくは知らないのですが、ロックを
解除するプログラム?を使っていた模様。
これに激怒した所長&隊長はクビと言う、
大ナタを振るう事になったらしい。
確かに当時の職場は矛盾満載で、所長&
隊長のダブルスタンダードによる支配に、
隊員の不満も積もっていたのです。
だからといって、やってはいけないと
禁止されている事を裏技で突破するという、
知能犯みたいなことを実行してしまった。
矛盾はあっても、所属する組織のルール
を破れば罰があります。それを覆したいなら
裁判するしかありません。
こうしてみると、高学歴の彼には知識は
あっても教養(広い意味での)が無かった。
なので警備、それも一兵卒に甘んじて
いたのかと、彼の半生まで想像してしまう。
例え中卒でも、会社を経営し自分より高学歴
の人を使っているケースもあります。
学校のお勉強はできても、教養がなければ
コミュニティの中では活躍できない。
教養とは、考える力に置き換える事も可能
でしょう。この記事に限って言えば、
「やっていいことと悪いことを分別する」
いくら知識や技能があっても、コミュニティ
の中で使っていいものか。それを実行する
事によってどんな波紋が起きるのか。
これらを想像するのが、考える力
(分別の知恵)なのでしょう。
分別の知恵を支えるのが、広い意味での
教養とも言えそうです。これは学歴に
かかわらず養うことは可能。
広い意味での教養もそうですが、人間性も
見られるのが警備です。
こす辛く、要領よく世渡りするばかりの人は
いずれコミュニティの中で、負債を抱えていく
事に気づいていません。
ムームードメイン
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