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2020年04月06日

罰の与え方が拙いと

警備隊の秩序維持のため、信賞必罰を
明らかにする事は必要なことです。



警備は体育会系、もっといえば軍隊式の
管理になりがちですが、秩序の維持が
優先です。



これが、矛盾をはらんでいると後々
禍根になったりします。今回はその
話をします。



知り合いの警備員さんが勤める警備会社
では、現場に遅刻すると罰金500円。



一か月に一人のペースで起きているよう
です。これを一体何に運用しているのか
気になります。



皆が納得する方法で運用しているなら、
問題は無いのですが、これに異を唱える
知人がいました。



罰金制度は運用が難しい。お金を扱うから。
私物化のリスクだってある。



それならいっそのこと、例えばの話
3回遅刻したら始末書を取った方が良い。
僕もこの意見に賛成です。



但し始末書も運用次第で、部下を支配
できます。カテゴリ「施設警備3〜
ブラック企業編」のB社。



隊長は、部下のミスにつけて始末書を
書かせていました。居眠りをした、
隊員同士でいざこざを起こした。



始末書は、次に同様の不始末を
起こしたらいかなる処分を
受ける覚悟だと表明する誓約書です。



隊長は、イエローカードよろしく累積は
クビに繋がると恫喝していました。



言っている事は間違いはないのですが、
指導責任を問われ隊長もろとも道連れに
クビになってもおかしくない。



普通、始末書は上司も書くものです。
それを当事者のみだけ書かせ、上司たる
隊長が書かない事に矛盾がありました。



以前書きましたが、始末書は地元事務所
の所長のところで止まっていたらしい。
隊長は、人事権のある支店長まで始末書は
行っていると説明。



ダブルスタンダードで部下を支配する
悪知恵に所長&隊長は長けていました。



加えて、ミスをした部下に始末書を書か
されたくなければ、弁当をおごれなんて
事も隊長はやっていたようです。



こうして罰の与え方が拙いと、禍根が
残ります。本人たちはうまく立ち回って
いるようでもいずれボロがでるもの。



末端の現場がこうなってしまうのは、
繰り返しますが「トップが変」だから。



管理が行き届かないと、暴言や恫喝で
相手を黙らせる支配がまかり通ります。



こんな職場に長居は無用ですね。何れ
反旗を翻し造反する隊員が出てきます。
強引に排除すればなおさらです。



矛盾が積もり積もった職場ほど、噴き出て
きた時に話は大きくなり精算を迫られます。



最後はクライアント側である、警備する
ビルのオーナーに見放され、臨時入札で
あっけなく組織転覆しました。



詳細はカテゴリ「暗中模索編」の中の記事
B社現場の結末(前・後編)を参照下さい。

グーペ

しじみエキスWのオルニチン
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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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