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2018年10月17日
それどころじゃなくても寝る夜
ブリグジットを来年3月29日に控え、離脱条件の各国議会での承認に半年を要するため、今月のEU首脳会議が実質的な離脱交渉期限と言われていました。EU首脳会議は、今夜25時頃に始まるそうです。起きてられません。
「合意無き離脱」を避けるためには、合意期限を先延ばしするしかないようです。でも、合意先延ばしは、英国側の国論二分状態を国論統一状態(交渉結果が英国側でも承認目処が立つこと)になるのを待つのでなければ、EU側にとって意味がありません。
かと言って、英国の世論調査で再国民投票が多数になっても、英議会での承認が難しいと思われます。国民投票に代わって総選挙をまたやるのも難しいでしょう。既に時間が残されていません。
あと1か月の交渉期限猶予が関の山でしょう。交渉を纏めるためでなく、纏まりそうもないことを周知するためです。
ともあれ、この騒ぎが終わったら、英国は伝統的な保守党・労働党の実質2党制が廃れる等の政界再編が起きるような気がします。EUとの合意有無に関わらず、未曽有の国難に対応力がないことが判明した以上、そんな気がします。GBPは中長期で下げの機会を探る通貨になりそうな気がします。
特に今夜は、GBPを持つことなんてできません。それが明日の夜まで続くかも知れないのだから尚更です(EU首脳会議は明日夜が最終日)。
きっと将来の歴史の教科書に載ってしまうような大きな事件さえ、将来の歴史のテストを受けるのと違って、その時点で正解を導き出すことの難しさを学べました。それに比べれば、GBPの乱高下なんて、歴史的に大した問題じゃありません。
「合意無き離脱」を避けるためには、合意期限を先延ばしするしかないようです。でも、合意先延ばしは、英国側の国論二分状態を国論統一状態(交渉結果が英国側でも承認目処が立つこと)になるのを待つのでなければ、EU側にとって意味がありません。
かと言って、英国の世論調査で再国民投票が多数になっても、英議会での承認が難しいと思われます。国民投票に代わって総選挙をまたやるのも難しいでしょう。既に時間が残されていません。
あと1か月の交渉期限猶予が関の山でしょう。交渉を纏めるためでなく、纏まりそうもないことを周知するためです。
ともあれ、この騒ぎが終わったら、英国は伝統的な保守党・労働党の実質2党制が廃れる等の政界再編が起きるような気がします。EUとの合意有無に関わらず、未曽有の国難に対応力がないことが判明した以上、そんな気がします。GBPは中長期で下げの機会を探る通貨になりそうな気がします。
特に今夜は、GBPを持つことなんてできません。それが明日の夜まで続くかも知れないのだから尚更です(EU首脳会議は明日夜が最終日)。
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きっと将来の歴史の教科書に載ってしまうような大きな事件さえ、将来の歴史のテストを受けるのと違って、その時点で正解を導き出すことの難しさを学べました。それに比べれば、GBPの乱高下なんて、歴史的に大した問題じゃありません。
以上
10月17日経済指標(結果検証済)
昨日は、米企業決算が好調でVIX指数は17.6まで下がり、米株価が大幅に上昇したようです。今朝の時点では一難去ったと思っていましたが、一難去ったかどうか少し慎重になっておいた方が良いかも知れません。
今夜27時にFOMC議事録が公表されます。起きていられないので取引する気はないものの、この議事は9月利上げを決めたFOMCのときのものです。このFOMC直後の市場の利上げ予想は、12月利上げと2019年3回の利上げとの解説が多かったと記憶しています。議事録公表で万が一にも再び金利が急騰すれば、株価が再下落する恐れがあります。
EU首脳会議は18日終了と報道されています。今朝の時点でブリグジット絡みでの大きな報道はないようですが、油断できません。
そして、今週の最後の目玉イベントは、19日の中国GDPの発表です。先週発表された中国貿易統計では、むしろ駆け込み輸出で対米貿易黒字は過去最大でしたが、米中貿易摩擦の影響がGDP数字にどう表現されるかが中国統計では予想できません。
「オオカミが来る」という話はいつもいつもあるので、つい不感症になりがちです。でも、今は2月以来の株価暴落直後ということもあって、あまり積極的に取引したくない時期です。日足チャートでの転換線と基準線は112.8円付近でクロスしかけています。
本日は、
が発表されます。
英国物価統計では、CPI上昇が成長と利上げに繋がるため陽線での反応が素直だと言えます。がしかし、現在の英国状況でそう言えるのか疑問があります。過去の反応方向は、CPI前月比>CPI前年比、の順に、市場予想との差異の大きさと方向の影響を受けます。RPIやPPIは、CPIが市場予想通りだったときしか反応方向に影響しません。
市場予想(前回結果)
・CPI前月比+0.2%(+0.7%)
・CPI前年比+2.6%(+2.7%)
・コアCPI前年比+2.0%(+2.1%)
過去反応平均跳幅/値幅pips(2018年平均pipsp)
・直前10-1分足14/8(12/6)
・直後1分足31/20(30/21)
・直後11分足38/23(37/21)
過去反応方向及び取引方針
・直前10-1分足はロングか取引中止
・指標発表の1・2分前に陽線側に3pips以上跳ねたらショートをオーダーし、3〜6pipsを利確/損切の目安
・指標発表直前に事前差異と同じ方向にポジションを取り、指標発表直後の跳ねで利確/損切です。利確/損切の目安は、20pips前後にしておけば良いでしょう。
・直前10-1分足が20pips以上跳ねたときに直後1分足が同方向に反応したことは71%、直前1分足が10pips以上跳ねたときにその逆方向に直後1分足は反応したことが62%です。
・追撃は、初期反応が16pips以下のとき開始して、10〜15pips程度を利確の目安とし、10pipsを損切を目安にしておくと良いでしょう。但し、このポジションは指標発表から1分を過ぎて長く持ちたくありません。
・直後1分足跳幅のピーク付近(30pips付近)か、直後1分足終値が付いてから直後1分足終値を超えて反応を伸ばしているときは、逆張りした方が勝率が稼げそうです。
以下は、10月17日20時半頃に追記しています。
昨年の物価上昇が大きかったことを踏まえると、前年比が上昇しにくいことは当然です。それでも、前年比・コア前年比ともに+2%前後ということは、物価上昇が続いているということになります。
前月比は+0.1でしたが、年末に向けて例年上昇傾向があり、1月集計分で一気に下がるパターンがあります。当月発表分がマイナスにならなかったことから、年内はプラス推移が続くと見られます。
英国経済なんかちっとも知らずにグラフを読んでるだけの話ですが。
発表結果は、前月比・前年比・コア前年比のいずれも前回・予想を下回りました。反応は陰線でした。
完全に過去詳細分析通りにはならなかったものの、ほぼ過去の傾向通りに反応しました。おかげで取引結果もばっちりでした。じっと我慢していれば、こういうこともあります。
過去詳細分析に基づく事前取引方針通りの成績を下表に纏めておきます。
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
Webサーバー処理速度が国内最速(2018年9月調査)で、ストレスのない高速サーバー環境が手に入ります。初めて自分のサイトを持つならベーシックコース¥1200/月。容量が不足したら上位プランに変更できます。最低利用期間なし・転送量課金なし・サイト数無制限・ドメイン無制限・データベース数60個・バックアップ1日1回14日分復旧可。事前にチャージ(入金)した金額分のみサービスのご利用が可能なプリペイド形式の支払い方法です。サービスのご利用金額は、利用日翌日にチャージ残高から引き落とされます。
今夜27時にFOMC議事録が公表されます。起きていられないので取引する気はないものの、この議事は9月利上げを決めたFOMCのときのものです。このFOMC直後の市場の利上げ予想は、12月利上げと2019年3回の利上げとの解説が多かったと記憶しています。議事録公表で万が一にも再び金利が急騰すれば、株価が再下落する恐れがあります。
EU首脳会議は18日終了と報道されています。今朝の時点でブリグジット絡みでの大きな報道はないようですが、油断できません。
そして、今週の最後の目玉イベントは、19日の中国GDPの発表です。先週発表された中国貿易統計では、むしろ駆け込み輸出で対米貿易黒字は過去最大でしたが、米中貿易摩擦の影響がGDP数字にどう表現されるかが中国統計では予想できません。
「オオカミが来る」という話はいつもいつもあるので、つい不感症になりがちです。でも、今は2月以来の株価暴落直後ということもあって、あまり積極的に取引したくない時期です。日足チャートでの転換線と基準線は112.8円付近でクロスしかけています。
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本日は、
- 17:30 9月集計分英国物価統計
- 27:00 9月25・26日FOMC分議事要旨
が発表されます。
英国物価統計では、CPI上昇が成長と利上げに繋がるため陽線での反応が素直だと言えます。がしかし、現在の英国状況でそう言えるのか疑問があります。過去の反応方向は、CPI前月比>CPI前年比、の順に、市場予想との差異の大きさと方向の影響を受けます。RPIやPPIは、CPIが市場予想通りだったときしか反応方向に影響しません。
市場予想(前回結果)
・CPI前月比+0.2%(+0.7%)
・CPI前年比+2.6%(+2.7%)
・コアCPI前年比+2.0%(+2.1%)
過去反応平均跳幅/値幅pips(2018年平均pipsp)
・直前10-1分足14/8(12/6)
・直後1分足31/20(30/21)
・直後11分足38/23(37/21)
過去反応方向及び取引方針
・直前10-1分足はロングか取引中止
・指標発表の1・2分前に陽線側に3pips以上跳ねたらショートをオーダーし、3〜6pipsを利確/損切の目安
・指標発表直前に事前差異と同じ方向にポジションを取り、指標発表直後の跳ねで利確/損切です。利確/損切の目安は、20pips前後にしておけば良いでしょう。
・直前10-1分足が20pips以上跳ねたときに直後1分足が同方向に反応したことは71%、直前1分足が10pips以上跳ねたときにその逆方向に直後1分足は反応したことが62%です。
・追撃は、初期反応が16pips以下のとき開始して、10〜15pips程度を利確の目安とし、10pipsを損切を目安にしておくと良いでしょう。但し、このポジションは指標発表から1分を過ぎて長く持ちたくありません。
・直後1分足跳幅のピーク付近(30pips付近)か、直後1分足終値が付いてから直後1分足終値を超えて反応を伸ばしているときは、逆張りした方が勝率が稼げそうです。
以上
以下は、10月17日20時半頃に追記しています。
【事後検証】
昨年の物価上昇が大きかったことを踏まえると、前年比が上昇しにくいことは当然です。それでも、前年比・コア前年比ともに+2%前後ということは、物価上昇が続いているということになります。
前月比は+0.1でしたが、年末に向けて例年上昇傾向があり、1月集計分で一気に下がるパターンがあります。当月発表分がマイナスにならなかったことから、年内はプラス推移が続くと見られます。
英国経済なんかちっとも知らずにグラフを読んでるだけの話ですが。
発表結果は、前月比・前年比・コア前年比のいずれも前回・予想を下回りました。反応は陰線でした。
完全に過去詳細分析通りにはならなかったものの、ほぼ過去の傾向通りに反応しました。おかげで取引結果もばっちりでした。じっと我慢していれば、こういうこともあります。
過去詳細分析に基づく事前取引方針通りの成績を下表に纏めておきます。
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
Webサーバー処理速度が国内最速(2018年9月調査)で、ストレスのない高速サーバー環境が手に入ります。初めて自分のサイトを持つならベーシックコース¥1200/月。容量が不足したら上位プランに変更できます。最低利用期間なし・転送量課金なし・サイト数無制限・ドメイン無制限・データベース数60個・バックアップ1日1回14日分復旧可。事前にチャージ(入金)した金額分のみサービスのご利用が可能なプリペイド形式の支払い方法です。サービスのご利用金額は、利用日翌日にチャージ残高から引き落とされます。
広告以上
2018年10月16日
10月16日経済指標(結果検証済)
CNNは、サウジアラビアが「行方不明記者は尋問によって死亡」との報告を準備中と報道しました。
米財政赤字拡大は3年連続で、2018年度は対前年17%増の90兆円弱だったそうです。
さて、本日は
が発表されます。
現状は株価の動きが市場の最大関心事です。昨日は、日経・上海・ダウが下がり、DAXは上昇しました。経済指標発表前に株価先物価格を調べておいて、その方向に合わない下記取引方針は実施しない方が良いかも知れません。
主要国は、中銀の流動性供給が今年いっぱいのため、来年の景気後退が予感されています。貿易縮小のリスクも含め、株価の反発の鈍さは、こうした予感の強さを計る目安になるのでしょう。
英国雇用統計
発表後は一方向に反応を伸ばし続けやすい傾向があります。直後1分足終値と直後11分足終値は、後者が平均15%反応を伸ばしています。終値と終値の差が平均15%というのは、この指標だと3pips強に相当します。その差3pips強に至るまでに、直後11分足跳幅は直後1分足終値よりも10pips以上跳ねることが多いので、そこを狙うことになります。
市場予想(前回結果)
・失業保険受給者数0.45万人(0.87万人)
・失業率4.0%(4.0%)
・平均所得(含ボーナス)+2.6%(+2.6%)
過去反応平均跳幅/値幅pips(2018年平均pipsp)
・直前10-1分足15/11(14/9)
・直後1分足29/21(25/20)
・直後11分足38/26(37/26)
過去反応方向及び取引方針
・直前10-1分足は、事前差異がプラス(過去プラス率58%)のときにロング(過去陽線率63%)をオーダー
・直前1分足は、直前10-1分足が陽線のとき(直前1分足との方向不一致率63%)にショート(過去陰線率65%)をオーダー
・直後1分足は、初期反応方向への早期追撃開始し早期決済。
・直後1分足跳幅が40pips以上になったら追撃実施。
・再追撃は短期繰り返し
独国ZEW景況指数
このところ独国経済の先行きを不安視する解説をよく見かけます。ブリグジットや伊国ポピュリスト政権を始めるとするEU体制への不安や、米国による貿易制裁先が対欧・対中・対露・対トルコ・対イランといった欧州自身やその取引先が多いためでしょう。
市場予想(前回結果)
・現況指数74.5(76.0)
・期待指数△12.3(△10.6)
過去反応平均跳幅/値幅(2018年平均)
・直前10-1分足8 /4(6/2)
・直後1分足7/5(6/5)
・直後11分足12/7(12/6)
過去反応方向及び取引方針
・直前1分足はショートをオーダーします。
・直後1分足は、直前10-1分足が10pips以上跳ねたときは、指標発表直前にその方向にオーダーします。跳ねなかったら指標発表直前に直前1分足と逆方向にポジションをオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切です
・追撃は初期反応方向を確認したら早期追撃開始です。
・再追撃は、直前10-1分足が10pips以上跳ねたら、直後1分足終値がついた段階で、逆張りをオーダーします。
米国設備稼働率・鉱工業生産・製造業生産
不思議なことに、本指標は同月集計の耐久財受注の良し悪しとの相関が高いという特徴があります。両指標は前月結果より当月結果が良いか悪いかが、過去70%程度一致しています。
不思議だと言うのは、受注が良ければ、それから2・3か月後の稼働率が高まるのなら納得しやすいのです。ところが、事実は同月集計の受注と本指標の一致率が高いのです。この現象は合理的に説明できないので、ここ数年間だけが偶然そうなっているだけかも知れません。
9月集計分耐久財受注は10月25日発表予定です。
市場予想(前回結果)
・設備稼働率78.2(78.1)
・鉱工業生産+0.2(+0.4)
・製造業生産+0.2(+0.2)
過去反応平均跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足6/4(4/2)
・直後1分足5/4(3/2)
・直後11分足9/5(7/4)
過去反応方向及び取引方針
・直後1分足直前1分足との方向一致率が33%(不一致率67%)なので、指標発表直前に直前1分足値幅方向と逆にポジションをオーダーします。
・追撃は早期開始、1分を過ぎたら早期利確です。
以下、10月17日に追記しています。
英国雇用統計は、失業保険受給者数が予想を大幅に上回ったものの、平均賃金が予想を上回ったことが好感されて、陽線で反応しました。
平均賃金は、下表ではボーナスを含む値を重視しているので、対予想+0.1%ですが、ボーナスを含まない過去3か月(6-8月)は、対前年同期で+3.1%と10年ぶりの大きな伸びになっていたようです。
なお、失業率は40年ぶりの低水準の4.0%が続いています。
平均賃金の伸びが好調なことはBOE利上げ時期に影響します。ロイターでは「2019年2月、その後、2019年中にさらに1回の追加利上げを予想」する識者の見解を紹介していました。
事後判別式の解は+1.6でした。直後1分足の陽線での反応は、失業保険受給者数が対予想を大幅に上回ったものの、平均賃金の改善を正しく反映しています。
取引結果を下表に纏めておきます。
詳細分析記事における過去傾向に基づく事前取引方針通りの取引の成績を下表に纏めておきます。
とりあえず、途中に間が抜けて利幅も小さいものの6連勝です。
独国ZEW景況指数は予想を上回る悪化で、直後1分足は陰線での素直な反応でした。
市場予想に関係なく、このところ独国関連ニュースは良いニュースがありません。先週末のバイエルン州の与党大敗はまだ本指標結果に反映されていないものの、独首相の指導力に陰りが見えており、移民受け入れへの世論反発も強いようです。加えて、EU絡みの諸問題は、独国への風当たりが強くなります。
ただ、直後1分足の陰線での反応はさておき、直後11分足の反応はいつもに比べ大きかった気がします(過去平均は値幅7pips)。米国による貿易赤字に対するあちこちへの難癖は以前からなので、これはブリグジット交渉の見通しが良くないことを反映したと考えられます。
取引結果を下表に纏めておきます。背景が黄色の列は、事前方針外の取引です。
詳細分析記事における過去傾向に基づく事前取引方針通りの取引の成績を下表に纏めておきます。
方針外取引も含めれば本指標での取引も黒字ですが、仕方がありません。チャートを見ていれば勝てるのなら、それはそれで良いものの、臨機応変では気分や体調で勝率が安定しません。反応が小さい指標のため難しいものの、何とか指標分析の精度をもっと高めたいものです。
設備稼働率・鉱工業生産・製造業生産は、全体的に市場予想を下回ったものの、客観的には良い内容だったと考えます。
過去の陽線/陰線での反応方向を基準にした判別式では、事前差異・事後差異・実態差異のいずれもわずかにマイナス値となりました。けれども、鉱工業生産・製造業生産ともに前月比プラスが、このところ続いています(6月集計分以降)。
来週発表される7-9月期GDPは、4-6月期が大きく伸びたものの、前日に発表された小売好調と併せて、7-9月期も更に伸びる可能性が高まった訳です。客観的には良い内容だったのではないか、とはそういうことです。
取引結果を下表に纏めておきます。黄色の列は事前方針外取引です。
過去の事前方針通りの取引での成績を下表を纏めておきます。
反応が小さい指標は事前分析をしていても、その時々の情勢の影響に指標への反応が埋もれてしまうので、取引が難しいものです。でも、本指標もあと少しでプラスに転じそうで、これは個人的に嬉しいことです。
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
米財政赤字拡大は3年連続で、2018年度は対前年17%増の90兆円弱だったそうです。
さて、本日は
- 17:30 8月・9月集計分英国雇用統計
- 18:00 10月集計分独国ZEW景況指数
- 22:15 9月集計分米国設備稼働率・鉱工業生産・製造業生産
が発表されます。
現状は株価の動きが市場の最大関心事です。昨日は、日経・上海・ダウが下がり、DAXは上昇しました。経済指標発表前に株価先物価格を調べておいて、その方向に合わない下記取引方針は実施しない方が良いかも知れません。
主要国は、中銀の流動性供給が今年いっぱいのため、来年の景気後退が予感されています。貿易縮小のリスクも含め、株価の反発の鈍さは、こうした予感の強さを計る目安になるのでしょう。
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英国雇用統計
発表後は一方向に反応を伸ばし続けやすい傾向があります。直後1分足終値と直後11分足終値は、後者が平均15%反応を伸ばしています。終値と終値の差が平均15%というのは、この指標だと3pips強に相当します。その差3pips強に至るまでに、直後11分足跳幅は直後1分足終値よりも10pips以上跳ねることが多いので、そこを狙うことになります。
市場予想(前回結果)
・失業保険受給者数0.45万人(0.87万人)
・失業率4.0%(4.0%)
・平均所得(含ボーナス)+2.6%(+2.6%)
過去反応平均跳幅/値幅pips(2018年平均pipsp)
・直前10-1分足15/11(14/9)
・直後1分足29/21(25/20)
・直後11分足38/26(37/26)
過去反応方向及び取引方針
・直前10-1分足は、事前差異がプラス(過去プラス率58%)のときにロング(過去陽線率63%)をオーダー
・直前1分足は、直前10-1分足が陽線のとき(直前1分足との方向不一致率63%)にショート(過去陰線率65%)をオーダー
・直後1分足は、初期反応方向への早期追撃開始し早期決済。
・直後1分足跳幅が40pips以上になったら追撃実施。
・再追撃は短期繰り返し
ーーー$€¥£A$ーーー
独国ZEW景況指数
このところ独国経済の先行きを不安視する解説をよく見かけます。ブリグジットや伊国ポピュリスト政権を始めるとするEU体制への不安や、米国による貿易制裁先が対欧・対中・対露・対トルコ・対イランといった欧州自身やその取引先が多いためでしょう。
市場予想(前回結果)
・現況指数74.5(76.0)
・期待指数△12.3(△10.6)
過去反応平均跳幅/値幅(2018年平均)
・直前10-1分足8 /4(6/2)
・直後1分足7/5(6/5)
・直後11分足12/7(12/6)
過去反応方向及び取引方針
・直前1分足はショートをオーダーします。
・直後1分足は、直前10-1分足が10pips以上跳ねたときは、指標発表直前にその方向にオーダーします。跳ねなかったら指標発表直前に直前1分足と逆方向にポジションをオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切です
・追撃は初期反応方向を確認したら早期追撃開始です。
・再追撃は、直前10-1分足が10pips以上跳ねたら、直後1分足終値がついた段階で、逆張りをオーダーします。
ーーー$€¥£A$ーーー
米国設備稼働率・鉱工業生産・製造業生産
不思議なことに、本指標は同月集計の耐久財受注の良し悪しとの相関が高いという特徴があります。両指標は前月結果より当月結果が良いか悪いかが、過去70%程度一致しています。
不思議だと言うのは、受注が良ければ、それから2・3か月後の稼働率が高まるのなら納得しやすいのです。ところが、事実は同月集計の受注と本指標の一致率が高いのです。この現象は合理的に説明できないので、ここ数年間だけが偶然そうなっているだけかも知れません。
9月集計分耐久財受注は10月25日発表予定です。
市場予想(前回結果)
・設備稼働率78.2(78.1)
・鉱工業生産+0.2(+0.4)
・製造業生産+0.2(+0.2)
過去反応平均跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足6/4(4/2)
・直後1分足5/4(3/2)
・直後11分足9/5(7/4)
過去反応方向及び取引方針
・直後1分足直前1分足との方向一致率が33%(不一致率67%)なので、指標発表直前に直前1分足値幅方向と逆にポジションをオーダーします。
・追撃は早期開始、1分を過ぎたら早期利確です。
以上
以下、10月17日に追記しています。
【事後検証】
英国雇用統計は、失業保険受給者数が予想を大幅に上回ったものの、平均賃金が予想を上回ったことが好感されて、陽線で反応しました。
平均賃金は、下表ではボーナスを含む値を重視しているので、対予想+0.1%ですが、ボーナスを含まない過去3か月(6-8月)は、対前年同期で+3.1%と10年ぶりの大きな伸びになっていたようです。
なお、失業率は40年ぶりの低水準の4.0%が続いています。
平均賃金の伸びが好調なことはBOE利上げ時期に影響します。ロイターでは「2019年2月、その後、2019年中にさらに1回の追加利上げを予想」する識者の見解を紹介していました。
事後判別式の解は+1.6でした。直後1分足の陽線での反応は、失業保険受給者数が対予想を大幅に上回ったものの、平均賃金の改善を正しく反映しています。
取引結果を下表に纏めておきます。
詳細分析記事における過去傾向に基づく事前取引方針通りの取引の成績を下表に纏めておきます。
とりあえず、途中に間が抜けて利幅も小さいものの6連勝です。
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独国ZEW景況指数は予想を上回る悪化で、直後1分足は陰線での素直な反応でした。
市場予想に関係なく、このところ独国関連ニュースは良いニュースがありません。先週末のバイエルン州の与党大敗はまだ本指標結果に反映されていないものの、独首相の指導力に陰りが見えており、移民受け入れへの世論反発も強いようです。加えて、EU絡みの諸問題は、独国への風当たりが強くなります。
ただ、直後1分足の陰線での反応はさておき、直後11分足の反応はいつもに比べ大きかった気がします(過去平均は値幅7pips)。米国による貿易赤字に対するあちこちへの難癖は以前からなので、これはブリグジット交渉の見通しが良くないことを反映したと考えられます。
取引結果を下表に纏めておきます。背景が黄色の列は、事前方針外の取引です。
詳細分析記事における過去傾向に基づく事前取引方針通りの取引の成績を下表に纏めておきます。
方針外取引も含めれば本指標での取引も黒字ですが、仕方がありません。チャートを見ていれば勝てるのなら、それはそれで良いものの、臨機応変では気分や体調で勝率が安定しません。反応が小さい指標のため難しいものの、何とか指標分析の精度をもっと高めたいものです。
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設備稼働率・鉱工業生産・製造業生産は、全体的に市場予想を下回ったものの、客観的には良い内容だったと考えます。
過去の陽線/陰線での反応方向を基準にした判別式では、事前差異・事後差異・実態差異のいずれもわずかにマイナス値となりました。けれども、鉱工業生産・製造業生産ともに前月比プラスが、このところ続いています(6月集計分以降)。
来週発表される7-9月期GDPは、4-6月期が大きく伸びたものの、前日に発表された小売好調と併せて、7-9月期も更に伸びる可能性が高まった訳です。客観的には良い内容だったのではないか、とはそういうことです。
取引結果を下表に纏めておきます。黄色の列は事前方針外取引です。
過去の事前方針通りの取引での成績を下表を纏めておきます。
反応が小さい指標は事前分析をしていても、その時々の情勢の影響に指標への反応が埋もれてしまうので、取引が難しいものです。でも、本指標もあと少しでプラスに転じそうで、これは個人的に嬉しいことです。
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
2018年10月15日
10月15日経済指標(結果検証済)
先週までのリスクオフの流れが落ち着く条件として、今週の米企業決算発表が明らかになることと、11月上旬の米中間選挙結果判明を挙げるエコノミストが多いようです。その後、年末までの株価は上昇との予想が多いようです。
がしかし、今回のことで米金利の逆イールド化が迫ると、リスクオフに転じることは覚えておかないといけません。逆イールド化が起きていなくても、それが迫ると株価急落が起きたのは今年2月の株価急落に続いて2度目です。
週末の変化は、前週末にダウが戻したことと、トルコが米牧師を解放して彼が大統領とTVに映ったことが良いニュースです。サウジアラビアが記者殺害の容疑で米国との関係悪化しつつあることと、米大統領の娘婿が8年間税金を払っていないという話は悪いニュース、です。
ブリグジット交渉関係は、進展が報道されなかったことが悪いニュースと言えますが、本日から18日までEU首脳会議です。同会議一番の関心事は伊国予算に関する議論ですが、どこでブリグジット関係の話が出るかに関心があります。
本日は21:30に、米国小売売上高とNY連銀製造業景気指数が発表されます。
両指標が同時発表されたことは、2015年以降過去15回あります。このうち、7回は、CPIかPPIとも同時発表されています。その7回を除く8回の事後差異のうち1回は、小売売上高の事後差異が0となっています。このブログのルールで比較対象の一方が同値0のときは、比較対象に含めません。よって、指標同士の強弱を比較できるのは、下表の7回となります。
下表は両指標事後差異がそれぞれ直後1分足と方向一致したか否かを〇(一致)/✕(不一致)で示しています。
発表日 小売 NY
2015年09月15日 ✕ ✕
2016年11月15日 〇 〇
2017年08月15日 〇 〇
2017年09月15日 〇 ✕
2018年04月16日 〇 ✕
2018年05月15日 ✕ 〇
2018年08月15日 〇 〇
小売売上高は71%の一致率、NY連銀製造業景気指数は57%の一致率です。そして、両指標の事後差異判別式の解の符号が食い違ったときは、小売売上高2勝>NY連銀製造業景気指数1勝です。
よって、以下は小売売上高だけに注目して話を進めます。
小売売上高の市場予想(前回結果)は、現時点(10月14日15時)で
・前月比+0.7(+0.1)
・コア前月比+0.4(+0.3)
となっており、事前差異判別式の解は+0.5です。
過去の反応程度の跳幅/値幅の平均(2018年)は、
・直前10-1分足5pips(5pips)/3pips(3pips)
・直後1分足21pips(7pips)/15pips(6pips)
・直後11分足27pips(12pips)/19pips(9pips)
です。
過去の反応方向を踏まえた取引方針は、詳細分析記事のV節末尾に纏めてあります。
以下は10月16日に追記しています。
指標結果は総合的に見て対前月・対予想悪化でした。
但し、コア前月比がマイナスに転じたものの、前月比は+0.1%でした。7・8・9月はどの月も前月比プラスのため、四半期GDPの消費は伸びそうです。
発表直後からUSDは売られたものの、USDJPYでは4・5分後には逆方向に転じ始めました。反応は相変わらず小さくなりました。
取引結果を下表に纏めます。背景が黄色の列は事前方針外取引です。
過去からの本指標での取引成績を下表に纏めます。
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
がしかし、今回のことで米金利の逆イールド化が迫ると、リスクオフに転じることは覚えておかないといけません。逆イールド化が起きていなくても、それが迫ると株価急落が起きたのは今年2月の株価急落に続いて2度目です。
週末の変化は、前週末にダウが戻したことと、トルコが米牧師を解放して彼が大統領とTVに映ったことが良いニュースです。サウジアラビアが記者殺害の容疑で米国との関係悪化しつつあることと、米大統領の娘婿が8年間税金を払っていないという話は悪いニュース、です。
ブリグジット交渉関係は、進展が報道されなかったことが悪いニュースと言えますが、本日から18日までEU首脳会議です。同会議一番の関心事は伊国予算に関する議論ですが、どこでブリグジット関係の話が出るかに関心があります。
ーーー$€¥£A$ーーー
本日は21:30に、米国小売売上高とNY連銀製造業景気指数が発表されます。
両指標が同時発表されたことは、2015年以降過去15回あります。このうち、7回は、CPIかPPIとも同時発表されています。その7回を除く8回の事後差異のうち1回は、小売売上高の事後差異が0となっています。このブログのルールで比較対象の一方が同値0のときは、比較対象に含めません。よって、指標同士の強弱を比較できるのは、下表の7回となります。
下表は両指標事後差異がそれぞれ直後1分足と方向一致したか否かを〇(一致)/✕(不一致)で示しています。
発表日 小売 NY
2015年09月15日 ✕ ✕
2016年11月15日 〇 〇
2017年08月15日 〇 〇
2017年09月15日 〇 ✕
2018年04月16日 〇 ✕
2018年05月15日 ✕ 〇
2018年08月15日 〇 〇
小売売上高は71%の一致率、NY連銀製造業景気指数は57%の一致率です。そして、両指標の事後差異判別式の解の符号が食い違ったときは、小売売上高2勝>NY連銀製造業景気指数1勝です。
よって、以下は小売売上高だけに注目して話を進めます。
小売売上高の市場予想(前回結果)は、現時点(10月14日15時)で
・前月比+0.7(+0.1)
・コア前月比+0.4(+0.3)
となっており、事前差異判別式の解は+0.5です。
過去の反応程度の跳幅/値幅の平均(2018年)は、
・直前10-1分足5pips(5pips)/3pips(3pips)
・直後1分足21pips(7pips)/15pips(6pips)
・直後11分足27pips(12pips)/19pips(9pips)
です。
過去の反応方向を踏まえた取引方針は、詳細分析記事のV節末尾に纏めてあります。
以上
以下は10月16日に追記しています。
【事後検証】
指標結果は総合的に見て対前月・対予想悪化でした。
但し、コア前月比がマイナスに転じたものの、前月比は+0.1%でした。7・8・9月はどの月も前月比プラスのため、四半期GDPの消費は伸びそうです。
発表直後からUSDは売られたものの、USDJPYでは4・5分後には逆方向に転じ始めました。反応は相変わらず小さくなりました。
取引結果を下表に纏めます。背景が黄色の列は事前方針外取引です。
過去からの本指標での取引成績を下表に纏めます。
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
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タグ:小売売上高,NY連銀