2020年03月27日
何度でもいうけど、「アグリーベティ」はおもしろい!
「アグリーベティ」は、おもしろい。
本当に、こんなに素晴らしいドラマは滅多にない!
特に素晴らしいのはシーズン3の前半。(後半からはだんだんとグダグダになるけど)
リンジーローハン演じる、高校時代の同級生キミーが登場するあたりの
エピソードは何回見てもため息が出るほどおもしろい。
それに何回見ても、考えさせられる。
ベティは今も昔も「イケてない」部類の女の子。
なので、当然高校時代も「超イケてない」女の子だった。
対してキミーは、スクールカーストのトップの女子。
美人で明るくて、そして性格が…めっちゃ悪い。
大人になったキミーは高校時代と打って変わって
イケてない日常にうんざりしていた。
仕事はつまらないし、好きでもない彼氏と付き合っている。
好きでもない上に浮気されるし、人生真っ暗。
そしてベティを頼って編集部にもぐりこむ。
そこでベティを踏み台にして、自信を取り戻す。
高校時代のように。
この図式は、なんか、「あー、そうなのか」と、いろいろ思ってしまう。
キミーのようなスクールカーストトップの女子は
ベティのような地味女子から見ると
自信満々で羨ましいと思ってしまうけど
実はそうでもない。
アメリカであっても日本であっても、世界共通、みんな
根っこは同じ。
(特に子ども時代の)
いじめっ子は、いじめる対象がいないと、自信がもてない。
誰か、弱そうな子をいじめるからこそ
自分が優位になった気になって自信がもてる。
私もベティの立場であることが多かったので
めっちゃ、胸に刺さる。
明るくて美人でクラスの人気者で男の子にモテる女子を
「うらやましい」なんて思ってしまうことが
昔はあったけど…。
それはメッキのようなもので、すぐに剥がれちゃうし
大人になって長く通用するものでは、ない。
今ではイケてない部類で良かった!モテない女子で良かった!ともおもう。
高校時代に男の子にモテたって、仕方ない、とマジで思う。
だって高校生の男子なんて…
めっちゃアホですやん(笑)。
アホな男子に…モテて人生狂わされなくてよかった(笑)。
でも、キミーのような女子は、嫌いだけど、
よく考えると、そうでもないような…
結局、キミーが調子乗り過ぎて、クビになって
というオチで終ったけど、
実際、もしかしたら案外キミーのような子のほうが
会社という社会では生き残るのではないか?
このお話はベティが主役だし、
「悪者」のキミーは成敗されちゃったんだけど、
この辺はモヤモヤが残るかな…
悪者が成敗されると、見てる側はスッキリするんだけど
本当の社会では悪者が生き残るので。
それでもやっぱり、
キミーのような生き方考え方の女子は
いくら外見をキレイにしたって
中身はつまらない女子ってとこを
おもしろく描いたこのエピソードは
良かったと思う。
ベティもただの被害者ではなく、
イケてなかった過去をコンプレックスとして
抱えながらも成長していく姿が素晴らしい。
「アグリーベティ」はユーネクストで今なら見放題!ですよ!
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