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2020年07月08日

サグドンか?ノジリコか?

 中岡俊哉が書いた本の一つに「世界の怪獣」(1967年・秋田書店)と言うのがあります。

 その中に「ペルーに三本角の怪獣」なる短い記事が収録されているのですが、この読み物はいちおう実際のUMA出没情報のように見せかけていましたので、作中に登場した「三本角の怪獣」にも、特に正式な名前などは付けられていませんでした。

 ところが、この「世界の怪獣」の文庫版である「スーパーモンスター大集合」(1978年・KKダイナミックセラーズ)では、この「三本角の怪獣」にはサグドンと言う名前が添えられています。あくまで、イラストカードに記載された名前だったのですが、これって、中岡先生の正式命名だったのでしょうか。

 さらに、「世界の怪獣」からゴッソリ引用させてもらったらしい「世界の怪獣大百科」(1982年・ケイブンシャ)では、この「三本角の怪獣」につきましては、「ペルーの大怪獣」と言う項目のもとで、ノジリコなる名前が与えられています。はて、このノジリコと言うネーミングは、どこから出てきたものだったのでしょう?


posted by anu at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・本

2020年06月24日

懐かしの仮面ライダー

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 我が家にあった怪獣アイテムの事を書くにあたって、色々とネットで調べ直していたら、このような本が発売されていた事が判明しました。

「仮面ライダー復刻大全集」(講談社)

 「たのしい幼稚園」で「仮面ライダー」を読んでいた、私のような世代の人間にとっては、まさにドンピシャの内容です。まさか、こんなものを、まとまった一冊の単行本の形で、今さら読めるとは思ってもいませんでした。

 もちろん、即購入です。すでに絶版になっていた2013年発行)のですが、多少、古本の値段が上がっていても、迷わず入手です。

 本を読み終えた後の感想は、いつものように、amazon の方にアップしておきたいと思います。

posted by anu at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・本

2020年06月03日

「日本昭和トンデモ怪獣大全」

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 自分の家にある本ばかりを何度も読み返していると、自己中毒を起こしてきますので、久しぶりに新刊(紙の本)を購入してみました。

 「日本昭和トンデモ怪獣大全」(辰巳出版)

 これが思った以上に楽しい内容です。国内外のあらゆる昭和特撮怪獣を収集し尽くしたはずの私でも、まるで知らない怪獣ばかりが掲載されています!まさに、昭和怪獣の最後の未踏ジャンルです。

 きちんと読み終えましたら、細かい感想は、amazon にて載せたいと思います。


posted by anu at 13:54| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・本

2020年03月30日

福島正実の「救援隊」

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 情報をいただいたので、ついに入手いたしました。福島正実のジュブナイルSF「救援隊」(角川書店)です。
 盛光社から発売されたジュニアSFシリーズの一つ「リュイテン太陽」の文庫版となります。この本自体に、その事が全く説明されていないので、知らない人は、絶対に気付かないのであります。

 タイトルとしては「リュイテン太陽」の方がインパクトがありますが、内容的には「救援隊」の題名の方が合っていたかもしれません。この本は、実は、私は初読となるのですが、なんだか昔も読んだ事があったような気持ちにさせる、ノスタルジー溢れる内容でした。特に、併録された「地底人オリガ」は、同じ福島正実の作品「迷宮世界」と似た読後感を抱かせてくれます。

 私は、福島正実の本といえば、他にも、秋元文庫の「SFショートショート傑作集」「SFカセット50」「SF地球のほろびる時」などを持っておりまして、これらは、私が小学生高学年のころ、もっとも最初期に買った、思い入れのある文庫の小説本なのでありました。

posted by anu at 08:56| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・本

2020年01月16日

「上原正三シナリオ選集」

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 今月2日、脚本家の上原正三氏が亡くなられたと聞くと、急に氏の作品が読みたくなって、我が家の本棚に置き場所のスペースを作り、速攻で購入してしまいました。

 「上原正三シナリオ選集」(現代書館)。700ページを超える大著のうえ、DVDまで付いています。注目すべきは、ヒーローもの以外の作品未制作のシナリオまで収録されている点。

 当分は、この本を読みながら、亡き巨匠の偉業を偲びたいと思います。

posted by anu at 10:49| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・本

2019年11月22日

「びっくりどっきり怪獣大図鑑」

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 何となく気になっていたけど、ずっと買わなかった本のパート2。「びっくりどっきり怪獣大図鑑」(ビッグジャガーズ・立風書房)

 いわゆる、特撮怪獣がいっぱい載っている児童本ですが、すでに知ってる怪獣しか掲載されてないかもしれないので、ずっと買わないで、古本価格が500円以下(送料込み)になるまで待っておりました。その時がきたので、ついに購入した次第。

 やはり、知っている怪獣ばかりでしたが、いくつか、珍品のキャラも収録されていたので、まあ良し、といたしましょう。映画ポスター集は、初見のものもあり、そこそこ楽しめました。

 後半のモノクロページは日本の特撮映画のあらすじ紹介で、ほとんど不要な内容でしたが、なぜか「北京原人の逆襲」のあらすじも混ざっていたのが謎でした。


posted by anu at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・本

2019年11月18日

「SF大全科」

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 何となく気になっていたけど、ずっと買わなかった一冊。秋田書店の「SF大全科」
 とうとう買ってしまいました。

 ほんとは、同シリーズの「怪奇大全科」みたいに、古いマニアックな日本未公開映画がズラッと並んで紹介されているのを期待していたのですが、そこまで望み通りの内容ではありませんでした。

 代わりに、SFの本らしく、宇宙船の内部図解が、やたらといっぱい掲載されています。好きな人なら、まあまあ、ずっと眺めていられるでしょう。SF小道具の大真面目な解説があちこちに載っているあたりも、当時のSF本らしいです。

 それと、「海底軍艦」や「緯度0大作戦」などの邦画で、登場メカやキャラに、まるで聞きなれない名前が添えられています。海外版で、それらの名が使われていたのかも調べてみましたが、どうも違うみたいです。なんか、変なモヤモヤが残ってしまいました。

posted by anu at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・本

2019年10月20日

「御先祖様万歳」

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 「おちていた宇宙船」つながりで、小松左京ネタの余談でも。

 実は、「御先祖様万歳」(顔川文庫版)は、私が初めて買った、小松左京オンリー本でした。

 それまでは、作家・小松左京には「難しい」という印象を持っていたのですが、この本にはユーモラスな話が多数収録されていて、大いに見方が変わったものでした。

 しかし、それ以上に、この作品集には「三界の首枷」「機械の花嫁」「ダブル三角」などの、エロい描写がある作品が多くて、当時小学6年生だった私には、かなり刺激が強かったのでありました。


posted by anu at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・本

2019年10月16日

「おちていた宇宙船」

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 ネットで、私が小学生の頃に読んだ(学校から借りた)本どこから出版されていたシリーズ本だったのかを、いろいろ調べていますと、いきなり「おちていたうちゅうせん」と言うタイトルに、強力に私の脳みそが反応して、シナプスがガチッと繋がってしまいました。

 中身は全く思い出せないのですが、このタイトルは非常に思い当たるのです。どうやら、私が小学生の低学年の頃に、手に取った事がある幼児向けの本かと思われます。

 作者はかの小松左京ですし、とにかく、無性に欲しくなってしまいました。オリジナルのこどもSF文庫(フレーベル館)版は高額なので、文庫化された青い鳥文庫(講談社)版をネットで購入。

 この青い鳥文庫版には、「SF日本おとぎ話」も収録されていまして、実はこの作品、ジュニアSF(盛光社)版の「見えないものの影」には収録されていたのに、角川文庫版の「見えないものの影」には収録されていなかった訳あり作品です。(角川文庫では「宇宙漂流」内に収録されているとの事)前々から再読したかった作品でしたので、この点でも青い鳥文庫版を買って、大満足できました。

 で、つい勢いで、青い鳥文庫から発行されている、同じく小松左京の子供向けSF短編集「宇宙人のしゅくだい」まで購入してしまったのでした。

posted by anu at 15:06| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・本

2019年09月19日

「冬眠200年」

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 HGウェルズの邦訳単行本としては、この「冬眠200年」(偕成社)だけが、ジュブナイル版しか発売されておらず、これまでは買うのを躊躇していたのですが、この度、他にもジュブナイル単行本(「超世界への旅」)を買った事を機に、思い切って購入してみました。

 いや、読んどいて良かったです。また一つ、ウェルズの素晴らしいヒューマニズム精神に触れる事ができました。それだけではなく、のちの未来都市SFの定番アイテムである都市天井ドーム動く歩道なども、ウェルズが最初に採用したものだった事を知り、目からウロコでした。

 「宇宙戦争」や「タイムマシン」などと比べると、やや地味な内容に感じられる為、日本では超マイナーな、この 「冬眠200年」(原題「眠れるお方が目覚めた時」)ですが、そもそもはウェルズの初期長編の一つであり、きちんとした大人向けの単行本・文庫の邦訳が発行されていないと言うのは、本当に残念な次第です。


posted by anu at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・本
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