以前記事(ここをクリック)にしたウルトラスーパー過積載の続報です。
業者さんから資料等が届き、電話で色々お伺いして、アントレなりにその概要をつかみ始めております。
前回の記事では過積載率300%まで可能と書きましたが、その具体的な仕組みは、どうやらパワコン1台につき、1台の蓄電池が接続される形のようです。
例えば、オムロンの5.5KWのパワコンであれば、低圧ですと9台導入されているケースが多いと思いますが、そのシステムに対して蓄電池が9台導入される。ということになります。
また、パネルについては最大300%ということなので、パワコンの3倍、つまり、最大150KWのパネルが導入可能となります。土地面積で言うと、ちょうど2000uくらいでしょうか。
で、もう少し具体的な仕組みですが、各パワコン1台ごとにそれぞれ過積載300%のパネルが接続されることになります。
オムロンの場合ですと、1台5.5KW×300%ということで、MAX16.5KWのパネルを接続します。
これって、まさかの16直列とかになっちゃいますw
しかしながら、パワコンとパネルが直接つながるのではなく(つないじゃったら落ちちゃいます(笑))、その間にDC変換器が導入され、そこからパワコン、蓄電池にそれぞれケーブルが伸びるという形になります。
この仕組みがミソのようでして、通常、パワコンの定格容量範囲内の発電であれば、変換機は直接パワコンに電気を流して、売電する形となります。で、パワコンの定格容量を超えた場合のみ、電気を蓄電池側に自動で流す、というハンドリングをしてくれることになります。
こういう仕組みとすることで、ピークカット部分のみを上手く蓄電池に流すことができ、発電した電気を無駄なく充電することが可能となるようです。
で、蓄電池に充電された電気は夕方にかけて発電量が落ちるところ、つまりパワコンの定格容量を下回る際に、パワコンの定格容量いっぱいまで放電するといったハンドリングがこれまた自動でなされるそうですw
いやー、頭いいですね〜(笑)
簡単に言うと、変換機がうまくハンドリングしてくれて、ピークカット部分はその部分のみ蓄電池に充電され、夕方から夜間にかけてその部分が継続してパワコンを通して放電&売電される、という形になるようですw
欲を言えば、400や500%の容量の実現も夢ではなさそうですねw
(ただ、業者の設備での実験の結果、蓄電池の規格や費用対効果や実績等を鑑みて現時点では300%が妥当と判断しているようです)
逆に土地の制約で300%まで行かない場合は、蓄電池の数を調整(減らす)することで、問題なく対応可能とのことw
更に逆に高圧への導入の場合は電池を並列で接続する必要が出てきてしまい、電圧の関係?であまりお勧めしないとのことでした(すみません。勉強不足でまだキャッチアップできてません)。
また、上述したシステム、システム構成に対してどの程度のキャパシティ、規格の蓄電池がベストマッチするかについては、企業秘密のようです(お聞きしましたが、詳しくはセミナーと称する吞みでw)。
つまるところ、低圧の発電所にベストマッチなシステムってことのようですw
いやー、これって技術革新ですよね〜w
特に中国では、蓄電池の技術開発がかなりのスピードで進んでいるようで、我々の想像を超える感じで、コストと信頼性と容量が上がってきているとのことでしたw
電力会社側にとっても、太陽光のようなボラティリティの高い発電システムは受け入れ側のコントロールも大変なんでしょうが、このシステムを導入することで、昼も夜も一定の電力が継続して発電される形になるので、実は喜ばしいことなのかもしれませんねw
早速、潮来の発電所(40円)と、購入予定の土地(21円)に対するウルトラスーパー過積載化の見積をお願いしちゃいましたw
21円単価の土地でもペイするのか、非常に気になる部分ですので、見積結果が出次第、ビジネスケース分析してみたいと思います〜!
引き続き、人柱、頑張ります(笑)
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いつも参考の為にブログを拝見しています。
勉強になります。
蓄電池の採算が合えばこれもありだなとは前々から思ってはいたのですが、
自分を思い留まらせたのは、これはダブル発電になるのかなと思った事です。
売電単価が変わるのはよろしくないなと思ったことがあるのです。
そこの辺りは大丈夫なんでしょうか?
問題ないようでしたら私ももう一度考えてみたいと思います。
以前もウルトラスーパー過積載の記事にコメント頂きましたね。いつもお読みいただきありがとうございます。別途メール差し上げますので、日程調整させてください。
引き続きよろしくお願いします!