先日のブログで国民健康保険料の記事をupしました。
https://fanblogs.jp/antre/archive/110/0?1466297240
年間414414円の納付通知がきたので、減額もしくは免除ができないか、早速区役所に相談に行ってきました。
その結果ですが、結論から先に言うと、ムリ、でした。
(色々食い下がったのですが、ダメでした。。。)
保険料の減額を勝ち取るためには、前年度の所得金額が一定の基準以下の場合か震災等の特別事情がある場合になります。アントレは、これまた以前UPした住民税の記事(https://fanblogs.jp/antre/archive/102/0?1466297240)の通り、所得が少ない状況になってますので、減額の要件にあてはまると思ってました。
しかしながら、NGとなってしまいました。その理由は少し複雑です。
住民税と国民健康保険料は前年の年収、つまり総所得の金額によって所定の税率を掛けて算出されます。
しかしながら、この「前年の総所得」のとらえ方が両者で違うようです。
■住民税→損失の繰越控除 アリ
■健保 →損失の繰越控除 ナシ
損失の繰越控除とは、簡単に言うと確定申告で赤字となった年の赤字分を翌年に繰り越すことを言います。
アントレは、平成26年度は大赤字(所得額はマイナス200万くらい)でした。これは太陽光の一括償却どかーんと充てた結果なのですが、一部問題が発生しました。それは赤字が大きすぎて、社会保険料控除や基礎控除など各種控除が空振りしてしまったのです。これはもったいないとのとで、平成27年度は、敢えて所得を残してこれら控除をきっちり使う形に着地させました(太陽光を複数稼働させたので、一括償却と30%償却をうまくバランスさせてました)。結果として、敢えて200万くらいの所得となっています。
つまり所得額は、ざっくり
■平成26年度→マイナス200万
■平成27年度→プラス200万
となります。
で、話を戻すと、住民税の平成28年度の税率は平成27年度の所得額を元に算出されますが、損失の繰越控除があるので、平成26年度のマイナスも考慮されます。ゆえに相殺されて、平成27年度は所得ゼロとみなされ、税額は均等割り額程度の少額となりました。
しかしながら、健保の保険料の方は、損失の繰越控除が無しになりますので、平成28年度の保険料はシンプルに平成27年度の所得額を元に算出されてしまいます。ゆえに所得は200万となり、減額要件に届かないことになってしまいます。
うーん、悔しいです。
ただ、色々調べて勉強にはなりました(笑)。次の確定申告のストラテジーに本件も組み込んで考えたいと思います。
PS.因みにですが、非自発的失業者には所得を30%として計算してくれる軽減措置があるようです。雇用保険(失業手当)も優遇されますので、会社を辞める場合は自己都合ではなく、会社都合にした方が何かと得するようです。これから卒業される方は、ぜひご参考に!(こーゆーのって、実際に卒業しないと分からないんですよね。。。アントレは時すでに遅しです。。。)
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