大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)
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Aegotypus属
(tkyk4 at 10/11 20:32)
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胸側面上部の突出部は大きい。
Aegotypus curvimaxillaris Lacroix,1978:286-288,fig.6
Malay Peninsula [Malaisie,Cameron Highlands].
マレーから得られた種類で、かなり特異で超珍品。
顎は細くて湾曲し先端が大きな二股状のような形状。
頭盾は突出した双山状、複眼縁は湾入し、複眼下は鋭く大きく突出する、前胸側面は突出しない。
新大図鑑では本種の♀ではないかとされる個体が図示されている。
Aegotypus igarashiae Fujita,2010,21,316,figs.957(1-2)
W.-N.Sumatra,Siberut I. [Padang,W.Sumatra,Indonesia].
過去の文献でスマトラ産のA.acanthinus・A.trilobatusとされるものは本種でしょう。
入手はAegotypes属の中では一番容易。
A.acanthinusによく似るが、顎はやや長くて顎中央〜先端にかけてはやや太い、顎中央の内歯はやや小さい。
頭楯は浅くて幅広、前胸側面の上部の突出部はより突出して鈍角。
Aegotypus lobicollis Jakowleff,1897:240-241
N.Borneo [Borneo].
A.armatusに似るが、中央の内歯は小さく、付け根の内歯は短くて2本。
頭楯は浅くて幅広、前胸側面の突出は鈍角で谷が浅い。
Aegotypus marginatus Arrow,1935:115-116
=Aegotypus trilobatus (nec Parry) Parry,1874:372, fig.5
E.Kalimantan [BORNEO].
♀のみで記載され、複眼縁が横に突出するのが特徴的。
図示した♂は本種の♂ではないかとされる種類で、多数のAegotypusの中の1頭だけ混ざっていたもの。ちなみに♀も数頭ありました。
♂の特徴は、顎はやや長く、顎中央の内歯は大きくて融合した双山状、複眼下の尖がりは鈍角で大きく、前胸側面上部の突出部は非常に大きい。
Aegotypus naomii Nagai,1994:42-43, 295, pl. 132, fig. 615(1-4) <<[4]前ページへ
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