大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)
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サビクワガタの近縁種
(tkyk4 at 09/20 19:01)
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カリマンタン産は前胸の幅が狭いように感じます。
Bartolozziolucanus borneensis (Nagel,1927):152,fig.5 [Gnaphaloryx borneensis]
N.Borneo [Sarawak].
♀のみで記載され、記載文の絵もデフォルメされていてさっぱりわかりません。
上翅の筋がやや特徴あるような感じです。
タイプは当時はサラワクの博物館にあったようです。(現在もあるのかは不明)
名前と絵は1926年に出ていますが、記載自体はその後です。
図示した♂はAegotypus属のような前胸ですが、上翅の特徴や体の厚みで本属と判断し、
上翅の筋の状態から本種としましたが、まったく自信なし。
Bartolozziolucanus kadazanorum Nagai in Mizunuma et Nagai,1994:44, 296, pl. 133, fig. 620(1-2)
N.Borneo [Head Quarter,Mt. Kinabalu,North Borneo].
B.ohbayashiiに似るが、顎は細く、顎中央の内歯は非常に小さく、複眼下の膨らみは弱い。
Bartolozziolucanus ohbayashii Nagai in Mizunuma et Nagai,1994:44, 296, pl. 133, fig. 621(1-4)
N.Borneo [Crocker Range,Sabah].
B.kadazanormに似るが、顎中央の内歯は大きく、複眼下は突出し、胴体は長くて先端は尖り気味。
Bartolozziolucanus pallidus (Nagel,1926):301,fig.3 [Gnaphaloryx pallidus]
N.Borneo [Mons Poi,Sarawak,Borneo].
本属の基準種で、通称「ヒサゴサビ」。
B.ohbayashiiに非常によく似ていますが、歯形が異なるようです。
その他の特徴は絵からの判断は難しいでしょう。
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