大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


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Prismognathus属
(tkyk4 at 06/16 00:34)
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が、複眼縁が角ばらないことで区別は容易。
複眼下は膨らます、体型はやや細身。


Prismognathus angularis Waterhouse,1874:6
北海道,利尻島,択捉島,国後島,本州,四国,九州北部,佐渡 [Japan].

通称「オニクワガタ」。
P.davidisに似るが、顎は短く、複眼縁の発達は弱い。
頭部は幅広で、前胸の幅は狭い。


Prismognathus angularis morimotoi Y.Kurosawa,1975:157
九州南部 [Mt.Miroridake,Miyazaki].

宮崎県青井岳〜鹿児島県産が本亜種に当たるようです。
通称「キュウシュウオニ」。
原名亜種に比べ、顎先は内側に向き、複眼縁はややくびれ、前胸後角はやや尖る。
胴体は若干下膨れ傾向にある。


Prismognathus angularis tokui Y.Kurosawa,1975:156 [Prismognathus tokui]
屋久島 [Hananoega,Yakushima].

通称「ヤクシマオニ」。
顎先は強く内側に向き、体型は全体的に幅広。
複眼縁はややくびれ、前胸後角はやや尖る。


Prismognathus arcuatus (Houlbert,1915):17-19,figs.1-2 [Eligmodontus arcuatus]
中国(四川省) [Ta-Tsien-Lou].

P.kanghianusに似るが顎先は細くて湾曲して下方に向く。
頭楯は長方形で突出は弱く、頭部は小さめ。

旧大図鑑に図示されているタイプ標本とされる個体(画像6)は
顎はふと短くて上反りし、複眼縁は突出し、頭部は大きい。
記載文に図示されているものと特徴が一致しなく、不明種と思われる。
画像5の個体が記載文に図示されているものでホロタイプとは記述はされてないのですが、
記載文は38oの1♂についてのみ書かれているのでこれがホロタイプと判断しました。
旧大図鑑に図示されているネパール産(画像7)はラベル間違いのように感じます。


Prismognathus bretsc
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