大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)
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Prosopocoilus属 その4(L〜P)
(tkyk4 at 04/09 21:59)
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大型個体では端歯が見られます。
ただ、P.andreasi のホロタイプは本種とは違和感がある形状をしていたのでここでは別種にしておきました。
交尾器を含めた再検討が必要と思われます。
問題なのがP.similisで、Huang&Chen,2013では本種のシノニムとしているように、
顎以外の特徴はほぼ一致します。
ただ、P.similisは最大60oとさらに大型(本種は56o)、交尾器の形状はP.gracilisに似た形状でした。
Prosopocoilus piceipennis ssp.
N.Vietnam
顎は細くてやや直線的で、顎先端の内歯はへら状。
体型は細身。
詳しくは比較していませんが、亜種くらいにはなりそうな印象でした。
Prosopocoilus planeti (Boileau,1897):287-288,fig. [Metopodontus planeti]
Congo,Cameroon,D.R. Congo,Gabon [Congo].
=Prosopocoilus kuntzeni Kriesche,1919:114-115 [Südkamerun,Spanisch-Guinea].
P. boucheri は本種と外見上はほぼ同じで区別は非常に困難。
あえて言うなら、本種の方が複眼縁の角ばりが気持ち弱い印象。
どこまで安定しているかは知りませんが、交尾器で見分けるしかなさそうな感じです。
Prosopocoilus politus (Parry,1862):110 [Cladognathus? politus]
NE.India,Assam,Myanmar,Bhutan,中国(チベット) [Ind. Or.].
ずんぐりした体型で、短くて湾曲した顎が特徴的。
特徴を見た感じではP.forficulaに近縁っぽいです。
Prosopocoilus pouillaudei (Houbert,1915):49-51,fig.9 [Prosopocoelus pouillaudei]
NE.India [Sikkim].
♀のみで記載された種類。
前胸の形状や瓢箪型の体型を見ると、P.boreliの♀に見えます。
ただ、本種の複眼縁は角ばっているように見えます。
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