Prosopocoilus huguesi Desfontaine et Moretto,2003:29
Cameroon,Central Africa,Gabon,Congo [SE-Cameroon,Lokono].
P.estellaeに非常によく似ているが、頭部は横長。
P.estellaeとは分布が重ならないようです。
Prosopocoilus impressus (Waterhouse, 1869):17-18 [Cladognathus impressus]
N.E.India [India].
Lucanus foveatus(=P.astacoides)のシノニムとされていましたが、
タイプ標本を見ると新大図鑑でP.laterinusとされている個体群とわかります。
P.astacoidesと比べ、顎は短くて先端がやや強く湾曲し、胴体は寸詰まりでぼってりした印象。
小型個体でも顎が丸みを帯びることや体型で同定することができます。
Prosopocoilus impressus laterinus (Didier,1928) :70-71,figs.25-26 [Metopodontus laterinus]
N.Vietnam [Haut-Tonkin].
記載文の絵が正確で分布が確かならば、インドの個体群とは区別できる特徴が見られるので亜種という位置づけにしました。
頭部前方中央部のU字状の湾入部は浅く広く、前ケイ節の外棘はやや発達し、上翅両肩部は突出する。
ただ、この特徴はジャワのP.aterrimusの特徴と一致します。
もしかしたらラベル間違いで、旧大図鑑の見解が正しいのかもしれません。
![3.jpg](https://fanblogs.jp/anotherstagbeetlesofworld/_pages/conv_default/file/3-99407.jpg?maxwidth=40%25)
1:P.inclinatus 記載文の絵 Motschulsky,1857より
2:P.i.kuchinoerabuensis Holotype Shimizu&Murayama,1998より
3:P.i.kuroshimaensis Holotype Shimizu&Murayama,2004より
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