大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


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Prosopocoilus属 その3(H〜K)
(tkyk4 at 03/28 19:10)
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Prosopocoilus hasterti moinieri (Lacroix,1971):383, 387 [Prosopocoelus moinieri]
Malaita I.,Guadalcanal I. [ ].

上翅は黄褐色で接合部に幅広いU字状の黒帯が入るので区別は容易。
頭楯中央部が小さな突起状になり、前胸側面はやや直線的な傾向があり、体型はやや長い。

飼育すると図示した個体のような、顎が細長く伸びて内歯の消失した完全大歯と呼べるような個体も出現します。
原名亜種でも確認できています。
野外品では未確認。


Prosopocoilus henryi (Arrow,1935):110-111,fig.5 [Dorcus henryi]
Sri Lanka [Ceylon:Pulmoddai,Trincomali district].

P.oweniというよりはP.wimberleyiに近いような印象です。
顎は湾曲し、体型はかなり幅広、複眼下の尖がりは複眼のすぐ下あたりから出るようです。


Prosopocoilus hiekei (DeLisle,1970):104-106,figs.12-13 [Aphanognathus hiekei]
Philippines;Luzon I. [Imugan, I. Luzon, Philippines].

P.francisiを超小型にしたような種類。
頭部は小さく、内歯は大きな4つ歯状、頭楯は突出した双山状、前胸後方は湾入する。


Prosopocoilus hiekei sakanashii Mizunuma,1994:18, 21, figs. 50(a-b), p. 239, figs. 240(2-3)
Philippines;Mrinduque I.,Negros I. [Marinduque I.].

原名亜種に比べ、顎はやや短く、頭楯は幅広で突出は弱く、
複眼縁は角ばり、前胸後方は切れ込む。


Prosopocoilus hiekei ssp.
Philippines;Mindanao I.

Ssp.sakanashiiに似るが、顎はやや小さく、内歯は三角状。
頭楯の幅は狭く、前胸は丸みを帯びる。


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