veraに似るが、上翅は接合部のみ黒くなる。
頭部はやや幅広で、顎付け根の内歯はへら状、上翅の色は明るい褐色。


Odontolabis mouhotii elegans Möllenkamp,1901:363-364[Odontolabis elegans]
CE.Myanmar,N.Thailand, S.Thailand(=O.sp.?) [Birma, Carin Cheba-Gebirge].

Ssp.elegansと同定されているものには別種が混ざっているようです。
タイプ標本を見る限り本来のSsp.elegansの特徴は、
顎はやや丸みを帯び、顎中央の大きな内歯の四つ歯は小さい。
頭部はやや小さくて光沢が若干あり、複眼縁は複眼横で外側に膨らみ、複眼下の尖がりは鋭い。
前胸側面はやや丸みを帯び、前ケイ節はやや太く、胸部の形状も異なる。


1:O.nigritus　Fujita,2010より
2:O.nigritus 記載文　Deyrolle,1864より
3:O.pareoxus　Lacroix,1984より
4:O.piceus　記載文　Didier,1930より
5: O.planiceps Holotype　 Lacroix,1984より
6:O.planiceps 記載文の絵　Didier,1930より
7:O.platynotus　広西
8:O.p.coomani　C.Vietnam
9:O.p.ssp.　S.Vietnam
10:O.quadrimaculatus 記載文　Kriesche,1920より

Odontolabis nigritus Deyrolle,1864:314
Sri Lanka [Ceylan].
=Chalcodes srilankaensis Bomans,1974:181-182 [Ceylan].

長くO.carinatusのシノニムとされてきましたが、Fujita,2010で再び分けられました。
顎は短くて湾曲が強く、複眼縁はやや大きい。
前胸後方の湾入は強く、全体的に光沢が