大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


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Odontolabis属 その2
(tkyk4 at 01/12 14:37)
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い。


Odontolabis yasuokai Mizunuma,1994:12-13,226, figs.24(a,c-e),162(1-5)
S.-W.Sumatra [Mt.Dempo,S.Sumatra Prov.].

O.lacordaireiに似るが、体型は細身で、顎・頭部・前胸は艶消し。
複眼下の尖がりは大きくて丸みを帯び、ケイ節はやや短い。


Odontolabis sp. -1
Borneo,Kalimantan

O.kirchneriに似るが、やや小型。
顎は長くて、内歯は4つ歯にならずその下には細かい内歯が並び、顎基部の内歯は欠く。
複眼下の膨らみは弱く、体型は細身で、上翅の光沢はやや強い。


Odontolabis sp. -2
N.Sumatra

O.spectabilis によく似るが、頭部に紋が無い。
変異個体?


Odontolabis sp. -3
N.-C.Sumatra

O.spectabilis によく似るが、やや小型で、顎は短くて湾曲が強く、上翅の色が濃い。
通常のO.spectabilisとは交尾しないみたいです。
それぞれを累代できればもっとはっきりすることでしょう。
交尾器の内袋に軽微な違いがあるようですが、
Odontolabis属の近縁種同士では交尾器はほとんど違いが見られないそうです。
Neolucanus属など近縁なものもそのような傾向にあるみたいです。


Odontolabis sp. -4
N.-S.Thailand

O.mouhotii elegansとされている種類に混ざっているものです。
北タイでは同所で見られますが、南タイでは本種のみです。
ちなみに南タイの同じラベルのO.mouhotiiの原名亜種も見たことがあります。

O.m.elegansに比べ、顎は短くて直線的、頭部は大きく、体型はやや幅広。
複眼縁は大きく、複眼下の尖がりは鈍角、前胸上部の幅は広い。




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