大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


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Lissotesの仲間
(tkyk4 at 11/29 23:20)
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は模写した種群で、顎は長く、複眼縁はあまり張り出さず、前胸後方はえぐれず、前ケイ節は幅広、胴体はぼってりしている、などの違いが見られます。
L.cancroidesの記載文からの同定は難しいので何とも言えないですが、
模写した種群がL.cancroidesで、
もう1つの種群(=L.subtuberculatus)は別種なのかもしれません。


Lissotes convexus Lea,1910:356-357,fig.38
Tasmania [Tasmania:Burnie,Marrawah].

記載文の絵から判断するに、Fujita,2010でL.cornutusとされている種類が近そうです。
顎先は裁断状、顎付け根の内歯は丸くて大きく、頭部は幅広で、
前胸後方はややえぐれて後角は尖り、全体的に点刻は荒い。


Lissotes cornutus Boileau,1905:201-202
Tasmania [Australie].

L.convexusに似るが、顎先は上から見ると二股状、顎付け根の内歯は小さくて尖る。
頭部はやや小さくて、頭頂はU字状にやや凹む。
点刻は細かい。


Lissotes crenatus Westwood,1855:216-217,fig.3
Tasmania [Nova Hollandia].

図示した画像は別種で紹介されていましたが、顎付け根の内歯は丸いものの全体的な印象は本種の絵に似ています。
L.cornutusに似るが、顎先端はつぶれたような感じで、複眼縁は丸みを帯び、
前胸前方はやや幅広で、前胸側面は直線的。


2.jpg
1:L.curvicornis 記載文 Boisduval,1835より
2:L.curvicornis? Suzumura,2004より
3:L.curvicornis? Websiteより
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