大図鑑に載ってないクワガタたち（主に）

大図鑑に載ってないクワガタたち（主に）

した王冠型。前ケイ節は長く、中・後ケイ節は太い。

Apterocyclus munroi Sharp,1909:403-404,fig.3
[Type Locality] Kauai
[sny] Apterocyclus adpropinquans Sharp,1909:404,fig.4 [Kauai:Makaweli,2000-3000 ft.].

A.waterhouseiのシノニムとされていましたが、別種であることが確認されました。
頭楯は大きく突出してエリンギみたいな形状。顎付け根には鋭い内歯を備え、先端付近にも小さな内歯が見られる。頭部は長く、前胸の幅は狭い。前ケイ節の先端部外側は二股。

本種のシノニムとされるA.adpropinquansは以下のような違いが見られます。
顎は細くて先端付近の内歯は見られない。頭楯は幅広で突出が弱く、長方形状。前胸は後方に行くほど幅広。前ケイ節の二股部はやや鋭く大きくてあまり前方に向かない。

Apterocyclus palmatus C.Van Dyke,1922:47-49,fig.5 [Apterocyclus honoluluensis var.palmatus]
[Type Locality] Island of Kauai

A.honoluluensisの型で記載され、そのシノニムとされてきました。
記載文の絵だとA.honoluluensisの内歯無しにしか見えませんが、
実際はかなり特異な種類であることがわかります。
分布している場所が特定されていません。
顎はとても細長くて直線的で内歯は無し。頭楯は突出した大きな王冠型。頭部は小さく、前胸は寸詰まりで丸い。
前ケイ節の先端部が非常に大きな二股に分かれる。
模写の絵でバランス的にもそのものです（頭部が若干大きくなっちゃったかな？）。誇張はしてません（笑）

Apterocyclus waterhousei Sharp,1909:403,fig.1
[Type Locality] Kauai

A.munroiと明らかに別種で、記載文の絵は比較的正確に描かれていたようです。
顎は太短くて湾曲し、先端の丸い大きな内歯を備える。頭楯は丸みを帯びた王冠型。頭部・前