最近になってブラジル北西部から新種が記載されていました。
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ツツクワガタの仲間※2014,05,12追記
S.schuberti、 H.brasilienisの画像を追加しました。
![1.jpg](https://fanblogs.jp/anotherstagbeetlesofworld/_pages/conv_default/file/1-ec28f.jpg?maxwidth=40%25)
Paratype Grossi&Aguiar,2014より
Syndesus buhrnheimi (Grossi et Aguiar,2014): 83-90,figs.1-10 [Psilodon buhrnheimi]
[Type Locality] Brasil, Amazonas, Coari/ Rio Urucu, próx
分布域の近いS.schubertiに似ています。(ブラジル東部・ウルグアイ・アルゼンチンに分布)
S.schubertiと比較すると、顎は短く、体形は寸詰まりで、上翅の点刻は大きい。
タテヅノの内歯の先端は丸みを帯び、前胸前方中央部の突起は大きく突出する。
補足
S.schubertiと同定されているものには2種類見られ、
A: 顎が直線的で、前胸は丸みを帯びた長方形状、胴体がやや長い。
B: 顎がやや湾曲し、前胸は丸く、胴体はAに比べ短い。
S.schubertiの記載文の絵は細長く書かれた♀で同定が困難です。
S.schubertiのシノニムとされるHexaphyllum brasilienis の記載文では♂の絵が書かれていて、
Bの個体群によく似た特徴が見られます。
Aの個体群=S.schuberti の可能性もあるので、
S.schubertiのタイプ標本の再検討が必要かもしれません。
※2014,05,12追記
![1.jpg](https://fanblogs.jp/anotherstagbeetlesofworld/_pages/conv_default/file/1-1fb85.jpg?maxwidth=40%25)
1:H. brasilienis 記載文の絵 Gray,1832より
2:S.schuberti 記載文の絵 Perty,1830より
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