大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


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オーウェン・ノコギリと近縁種
(tkyk4 at 02/03 20:24)
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ta,2010より

Prosopocoilus sericeus (Westwood,1844):106-107,fig.3 [Lucanus sericeus]
[Type Locality] Insula Java
[sny] Dorcus juvencus Dejean, 1837:194 [Java].
Cladognathus pulverosus Parry, 1862:110 [Malacca et Borneo].

粉をふいたような感じが特徴的な種類。
本種はしっかりとした大歯になりますが、
複眼下が尖り、中歯や小型個体の形状を見る限りはP.oweniに近縁と思われます。


Prosopocoilus sericeus siberutensis Mizunuma in Mizunuma et Nagai,1994:20,243, figs. 274(15-20)
[Type Locality] Siberut I.,Mentawai Is.,off W.Sumatra,Indonesia

分布はシベルート・シポラ・パガイ。
原名亜種と比較すると、前胸上部は明らかに幅広。
大歯型の顎中央付近の内歯は基部寄り。

Prosopocoilus sericeus simeuluensis Mizunuma et Nagai,1991:21-22,figs.34-35
[Type Locality] Simeulue Is.,N.W.Sumatra

Holotypeしか見たことが無いです。
体形は幅広で寸胴、体毛は側縁部にわずかに生える、上翅前角は角ばらない。


Prosopocoilus sericeus taronii (Lacroix,Ratti et Taroni,1983):4-5,fig. [Prosopocoelus taronii]
[Type Locality] Ouest-Malaysia,Perak

新大図鑑では再び独立種に戻されましたが、
中〜小型を見る限りは種を分けるほどの違いがあるようには思えないです。

体型は細身で、前胸後方の湾入は小さい。
前ケイ節はやや直線的。
本亜種のみ完全な大歯にならず、中歯のまま顎が伸びていく。
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