大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


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オーウェン・ノコギリと近縁種
(tkyk4 at 02/03 20:24)
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東南アジアに広く分布するグループで、
独特の歯型と複眼下が大きく尖るのが特徴的です。
♀はずんぐりした体形で、やはり複眼下が尖るので他種と区別することは簡単です。



1.jpg
上左:P.oweni Nagai,2000より
上中:Ssp.melli Fujita,2010より
上右:P.duplondentatus Holotype Huang&Chen,2011より
下左:Ssp.ovatus N.Vietnam
下中・右:Ssp.ovatus N.Laos

Prosopocoilus oweni (Hope et Westwood,1845):14 [Lucanus oweni]
[Type Locality] Assam[sny] Lucanus subangulatus Hope et Westwood,1845:24 [Kasyahi Hills].

北東インド〜ミャンマー北部にかけて分布します。
P.oweniの中では一番大顎が発達します。
頭部は大きく、頭頂はU字に凹む。
上翅はやや光沢がある。


Prosopocoilus oweni melli Kriesche,1922:123
[Type Locality] Subchina,Prov. Kwangtung(Lo-fau-zan)
[sny] Prosopocoilus duplodentatus Benesh,1943:39-41 [Kuanshien,Szechwan,China].

中国に広く分布しています。(広東省,福建省,浙江省,香港,広西壮族自治区,四川省,海南島)
Ssp.ovatusとの区別は正直なところかなり困難。
新大図鑑によると上翅がより艶消しで、複眼横の隆起が弱い、とのことです。

P.duplondentatusは記載文によるとP.rubensに似た種として書かれてますが、
Holotypeを見るとP.oweniそのものです。


Prosopocoilus oweni ovatus (Boileau,1901):283 [Pro
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