大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


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チェリフェル と その亜種 と アンボンのチェリフェル?
(tkyk4 at 09/27 20:53)
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広域に分布する種類で 2亜種に分けられます。
フィリピン・ネブトは本種の代置種でしょう。
本種の亜種に分類される場合もある
スリランカのA.kandiensisやその近縁種のアンダマンのA.roepstorffiは
Fujita,2010にならい別種扱いにしておきます。(上翅の線が1本少ない)

ほぼ同所で得られるアクミナートゥスは非常によく似ていて、
小型個体ならばアクミナートゥスは顎が短く直線的なので区別は簡単なのですが、
大型個体では結構難しいです。
もっともラベルがしっかりしているのであれば
分布がかぶっている地域の亜種はSsp.nitidusなのでさほど悩むことはないかと思います。
大陸ではアクミナートゥスの代置種のロンドンにニッチェ争いに勝っているためか数が多く、
マレー・ボルネオ・インドネシアではアクミナートゥスより少なめです。



Aegus chelifer W.S.MacLeay,1819:113,pl.1
[Type Locality] Australasiâ
[sny] Aegus specularis tonkinensis Kriesche,1920:101-102 [Tonkin,Than-Moi und Chiem-Hoa].

上:A.chelifer 記載文 W.S.MacLeay,1819より
中:Aegus specularis tonkinensis Kriesche,1920より
下:Aegus indeterm Houlbert,1914より

分布はインド・ミャンマー・北タイ・北ラオス・北ベトナムと幅広いです。
A.indetermの記載文は無くて、種名のみが書かれた写真が文献に紹介されています。
原名亜種の項に載せてしまいましたが 産地はマレーでSsp.nitidusに当たります。
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